明日の株式相場見通し=エネルギー不足で方向感乏しい、海外投資家の参加は限定的

市況
2018年5月28日 17時17分

あす(29日)の東京株式市場は、28日の米株式市場が戦没将兵追悼記念日(メモリアルデー)の祝日で休場となることから、海外投資家の参加が限定的となることもあり、市場エネルギーが盛り上がりに欠けるなか、方向感に乏しい推移となりそうだ。

市場関係者からは「いったんは中止とみられた米朝首脳会談が、6月12日開催に向けて再調整の動きとなり、過度なリスク回避姿勢が後退したことで、日経平均は前週末比プラス圏で推移する時間帯が多かった。ただ、現地28日の米株式市場が休場ということもあり、海外投資家の参加が少なく、きょうの東証1部の売買代金は1兆8136億円と2兆円を大きく割り込み、今年2番目の低水準となった。東証株価指数(TOPIX)は小幅ながら6日続落となった」との見方が出ていた。

28日の東京株式市場は売り買い交錯のなか、日経平均は後場に入り買い優勢となり、売買代金が低調ななかにあっても底堅さをみせ、前週末に続き小高く引けた。日経平均株価終値は、前週末比30円30銭高の2万2481円09銭と続伸した。

日程面では、4月の有効求人倍率、4月の完全失業率に注目。海外では、米5月のCB消費者信頼感指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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