日経平均は大幅続落、南欧リスクへの警戒続く/相場概況

市況
2018年5月30日 15時35分

日経平均は大幅続落。連休明けとなった29日の米国市場でNYダウは大幅に3日続落し、391ドル安となった。イタリアの政局混乱などから南欧諸国の信用リスクに対する懸念が再燃した。米金利低下に伴い円相場は一時1ドル=108円台前半まで上昇。本日の日経平均はこうした流れから306円安でスタートすると、前場には21931.65円(前日比426.78円安)まで下落する場面があった。後場に入ると日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ観測も出たが、22000円を挟んだ軟調もみ合いが続いた。

大引けの日経平均は前日比339.91円安の22018.52円となった。東証1部の売買高は15億9261万株、売買代金は2兆7783億円だった。業種別では、非鉄金属、保険業、ガラス・土石製品、鉄鋼、輸送用機器が下落率上位だった。一方、上昇したのはその他製品のみだった。

個別では、三菱UFJ<8306>や東エレク<8035>が3%超下落したほか、トヨタ自<7203>、三井住友<8316>、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>、みずほ<8411>などその他売買代金上位も全般さえない。金融株や輸出関連株、景気敏感株が売られた。竹内製作<6432>などの欧州関連株や、無認定生コンの出荷を発表した宇部興<4208>は下げが目立った。また、界壁施工不備などの発覚を公表したレオパレス21<8848>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、任天堂<7974>が売買代金トップで4%超高。人気ゲーム「ポケットモンスター」シリーズの新作が「ニンテンドースイッチ」向けに発売されると伝わった。マネックスG<8698>なども買い優勢で、ソフトバンクG<9984>、東海カーボ<5301>、KDDI<9433>は小じっかり。また、レーティング引き上げ観測のヨシックス<3221>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。

《HK》

提供:フィスコ

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