東京株式(大引け)=339円安、イタリア政局不安を背景に続急落

市況
2018年5月30日 15時47分

30日の東京株式市場はリスク回避の流れが強まり、日経平均株価は一時400円を超える下げをみせた。後場は下げ渋ったが2万2000円近辺の推移に終始した。

大引けの日経平均株価は前営業日比339円91銭安の2万2018円52銭と続急落。東証1部の売買高概算は15億9261万株、売買代金概算は2兆7783億円。値上がり銘柄数は292、対して値下がり銘柄数は1760、変わらずは32銘柄だった。

きょうの東京市場は、イタリアの政局不安に端を発した欧州株安や米株安を受けて主力株を中心に広範囲に売られる展開を余儀なくされた。外国為替市場ではユーロ安が進んだほか、円は対ドルでも買われ一時1ドル=108円台前半まで円高が進んだことも重荷となった。海外ヘッジファンド筋による先物への売りも、現物株の下げを助長した。また、TOPIXはきょうで8日続落と下値模索が続いている。業種別ではほぼ全面安で自動車のほか、非鉄や鉄鋼、保険や銀行などへの売りが目立った。東証1部全体の84%の銘柄が下落したが、下値では買い向かう動きも観測され、全体売買代金は2兆8000億円近くまで膨らんだ。

個別では、トヨタ自動車<7203>が売られ、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも下落した。東京エレクトロン<8035>、ファナック<6954>も値を下げた。武田薬品工業<4502>が安く、花王<4452>、資生堂<4911>も売りに押された。レオパレス21<8848>が急落、保土谷化学工業<4112>も大幅反落となった。サニックス<4651>、サンデンホールディングス<6444>などの下げも目立つ。アウトソーシング<2427>も安い。

半面、任天堂<7974>が大幅高、昭和電工<4004>、NTT<9432>がしっかり。メガチップス<6875>、IBJ<6071>が値を飛ばし、エー・アンド・デイ<7745>も上昇した。gumi<3903>、マネックスグループ<8698>が物色人気となり、インフォテリア<3853>、芝浦メカトロニクス<6590>も高い。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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