明日の株式相場見通し=2万2500円挟み方向感に乏しい展開、利益確定売りに押される
あす(6日)の東京株式市場では、ハイテク株の循環物色は限定的とみられ、利益確定売りに押される場面が想定されることから、日経平均株価は2万2500円を挟んだ方向感に乏しい展開となりそうだ。
市場関係者からは「きょうの東京株式市場は“やや期待外れの展開”となった。4日の米株式市場で、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数が約3カ月ぶりに過去最高値を更新したのに加え、外国為替市場で円安・ドル高が進行するという好条件がそろったにもかかわらず、寄り付きの先物主導の買いの勢いが続かず、小幅高を維持する値運びとなった。東証1部の値上がり銘柄数は853にとどまった半面、値下がりは1133銘柄に達し、買い意欲の弱さを示した」との見方が出ていた。
5日の東京株式市場は、前日の米株高と外国為替市場での円安進行を好感する形で日経平均株価は小幅続伸となった。ただ、前日に大幅高したこともあって、買い一巡後は伸び悩んだ。日経平均株価終値は、前日比63円60銭高の2万2539円54銭と続伸した。
日程面では、4月の毎月勤労統計(速報値)、4日時点の給油所の石油製品価格、5月の車名別新車販売台数に注目。海外では、米4月の貿易収支、豪1~3月期のGDPが焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)