話題株ピックアップ【夕刊】(2):アドベンチャ、シュッピン、ラウンドワン
■アドベンチャー <6030> 21,930円 +460 円 (+2.1%) 本日終値
アドベンチャー<6030>が続伸し年初来高値を更新。7日取引終了後、国内レンタカー予約サイト「skyticket レンタカー」の5月のレンタカー申し込み件数が同サービス立ち上げ以来の過去最高を更新したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。5月のレンタカー申し込み件数は8269件(前年同月比81%増)、申し込み金額は1億2352万8343円(同70%増)となった。なお、これまでの月次過去最高申し込み件数は今年2月に記録した8200件だった。
■シュッピン <3179> 1,513円 +27 円 (+1.8%) 本日終値
シュッピン<3179>が反発。7日取引終了後発表した5月度の月次情報で、売上高は前年同月比12.7%増の26億7600万円となり、13カ月連続で2ケタ増収が続いていることが好感された。売上高のうち、EC売上高は同17.1%増の17億800万円でこれも2ケタの伸びを確保している。なお、Web会員数は前月と比較して3806人増加して36万7931人となった。
■HIOKI <6866> 4,450円 +75 円 (+1.7%) 本日終値
HIOKI<6866>が強い動きで年初来高値を更新。同社は7日取引終了後に、台湾に新会社を設立すると発表。同市場を含めたアジアでのさらなる展開などが期待されているようだ。同社は台湾市場を電子部品メーカーが多く、今後さらなる発展が期待できる重要な市場と位置づけており、新会社を設立して同市場でのブランド浸透や販売網の構築を図る考え。設立は7月、稼働開始は8月を予定している。
■ミライトHD <1417> 1,809円 +26 円 (+1.5%) 本日終値
ミライト・ホールディングス<1417>が反発。7日の取引終了後に発表した5月度の月次受注状況で、事業子会社5社合計の受注高が前年同月比8.8%増の1億9700万円となったことが好感された。マルチキャリア事業や環境・社会イノベーション事業、ICTソリューション事業などが伸長。4、5月合計の受注高は前年同期比10.6%増の4億4000万円となった。
■テクマトリックス <3762> 2,255円 +30 円 (+1.4%) 本日終値
テクマトリックス<3762>が3日ぶりに反発。この日の午前中、連結子会社の沖縄クロス・ヘッドが、日本ヒューレット・パッカード(東京都江東区)と協業し、アジア諸国向けにITサービスの提供を6月11日から開始すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回の協業第1弾として、沖縄クロス・ヘッドが開発したバックアップソリューションサービス「nas2cloud Plus」(ナスツークラウドプラス)を日本ヒューレット・パッカードが、ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)製ハードウエアに組み込んでアジア諸国向けに販売し、サービス提供を行うという。「nas2cloud Plus」は、企業が利用しているファイルサーバーの利用方法を変えることなく、複数拠点でのデータ連携・保全とクラウドへのバックアップを実現するサービスで、国内で500社以上の導入実績がある。海外へ進出している日系企業が海外支店と本社とのデータ連携や、重要なデータを沖縄にバックアップを取ることができるため、海外支店に情報システム担当者が不在でも安全・安心で簡単に利用できるとしている。
■ネットワンシステムズ <7518> 1,882円 +16 円 (+0.9%) 本日終値
ネットワンシステムズ<7518>が続伸。同社はきょう、工場の生産性向上を支援する製造業向けIoTソリューションの提供を開始したと発表。このソリューションは、工場の生産設備を安全にネットワーク接続し、現場で生成されるIoTデータを収集・分析する基盤を整備するもの。導入企業は、生産現場を統合的に管理・可視化することで、設備故障の予兆検知や製品トレーサビリティの強化、稼働率などの生産指標の作成・改善など、工場の生産性向上に向けたデジタル改革を加速することができるという。なお、目標売り上げは18年度に40億円としている。
■KLab <3656> 1,632円 +3 円 (+0.2%) 本日終値
KLab<3656>はしっかり。この日の午前中、モバイルオンラインRPG「禍つヴァールハイト」の事前登録の受付を開始したと発表。同タイトルは、クオリティーの高いシナリオとゲーム性、グラフィックを実現しながら、友達との協力プレイはもちろん、チャットを使ったリアルタイムのコミュニケーションなど、さまざまなプレイヤーと一緒に遊ぶことができる本格的オンラインRPG。配信は18年中を予定している。
■ラウンドワン <4680> 1,860円 -79 円 (-4.1%) 本日終値
ラウンドワン<4680>が反落。7日の取引終了後に発表した5月度の売上状況(速報)で、既存店売上高が前年同月比2.0%減と12カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。前年と比較して繁忙期であるゴールデンウイークの日数が1日少なかったことが響いたという。なお、この影響を勘案すると、既存店売上は同1%前後のプラスになったとしている。
■フルヤ金属 <7826> 4,570円 -170 円 (-3.6%) 本日終値
フルヤ金属<7826>が反落。岩井コスモ証券は7日、同社株の投資判断を「A」から「B+」へ引き下げた。目標株価は6750円から5300円に見直した。同社はプラチナグループメタル(PGM)の工業用製品の製造を行っており、貴金属価格の上昇は追い風となっている。ただ、世界シェア9割を占める有機EL燐光材向け化合物の需要が減少しているほか、主力製品のイリジウムルツボの需要回復にも時間がかかると予想。来期業績は踊り場になるとみている。具体的には18年6月期の連結営業利益は会社予想の28億6100万円に対して30億5000万円を見込むが、19年6月期の同利益は今期推定比2%増の31億円にとどまるとみている。もっとも、中期的には有機ELの市場拡大は続くとみており、同社の成長性を評価している。
■鳥貴族 <3193> 2,759円 -88 円 (-3.1%) 本日終値
鳥貴族<3193>が続落し、年初来安値を更新した。同社は7日取引終了後に、5月度の月次売上高売上高を公表。直営店の既存店売上高は前年同月比8.8%減となり、5カ月連続で前年実績を下回ったことが株価の重荷となったようだ。既存店ベースの客単価は同2.9%増と堅調さを維持しているものの、客数が同11.4%減となったことが影響しているもよう。なお、全店ベースの売上高は同11.0%増とプラス圏で推移している。
株探ニュース