日経平均は144円高でスタート、ファーストリテやユニファミマが牽引/寄り付き概況

市況
2018年6月15日 9時42分

日経平均 : 22883.24 (+144.63)

TOPIX  : 1793.52 (+9.63)

[寄り付き概況]

15日の日経平均は前日比144.63円高の22883.24円と反発して始まった。14日のシカゴ日経平均先物は大証比135円高の22835円で引けており、その水準を50円ほど上回っての堅調なスタートとなった。欧州中央銀行(ECB)が年内に量的緩和政策を終了する方針を表明したが、利上げ開始を19年央以降に先送りする方針を示唆した。これを受けて、欧州の長期金利が低下し、米国の長期金利も低下したため、14日の米株式市場で金融株が売られ、ダウ30種平均は小安くなった。しかし、利上げ開始に対するECBの慎重な姿勢で世界的な金利上昇に対する警戒感は和らいだ。さらに、14日の米国で発表された先週の新規失業保険申請件数と5月小売売上高が米国経済の先行きを大きく左右する雇用の堅調さと消費の基調の強まりを示唆したため、米国経済の先行きに楽観的な見方が強まる方向となった。これらの材料が好感され、14日のS&P500種株価指数は小反発に転じ、ナスダック総合指数は過去最高値を更新した。為替市場でも良好な米経済指標が好感され、対円でドルが反発に転じ、110円60銭処のドル高円安水準に戻している。こうした米ハイテク株高と為替のドル高円安基調が支援材料となり、今朝の日本株市場で相場の地合いは堅調さを取り戻している。

前場の寄り付き状況をみると、セクターではその他製品、水産、医薬品が堅調な一方、金属製品、ゴム製品、空運がやや弱含みの動きにある。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、TDK<6762>、ユニファミマ<8028>が牽引役の一方、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、信越化学<4063>が重石となっている。

《US》

提供:フィスコ

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