英ポンド週間見通し:下げ渋りか、早期利上げの可能性残る

通貨
2018年6月16日 15時06分

■対円レートは下げ渋る、英国金利の先高観は後退せず

先週のポンド・円は下げ渋った。リスク回避のポンド売り・米ドル買いが優勢となったことから、対円レートは一時146円台前半まで下落する場面があった。しかしながら、米中貿易戦争に対する警戒感が高まり、ポンド売り・米ドル買いは一服したことや英国金利の先高観は後退していないことから、対円レートは下げ渋った。取引レンジ:146円28銭-147円99銭。

■下げ渋りか、早期利上げの可能性残る

今週のポンド・円は下げ渋りか。20-21日開催の英中銀金融政策委員会(MPC)が焦点。政策金利据え置きは織り込み済みだが、足元の経済指標は底堅い内容のものが多い。早期利上げに前向きな姿勢が示された場合、ポンド買いに振れやすい。ただ、欧州連合(EU)

からの離脱に関する議会権限が強まる法案の成否をめぐり、政権弱体化が不安視されており、ポンド高を抑える要因となる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント

・21日:英中銀MPCが政策金利発表(予想:0.50%で現状維持の公算)

予想レンジ:146円00銭-148円00銭

《FA》

提供:フィスコ

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