メルカリに短期筋の資金が集中しやすい【クロージング】

市況
2018年6月18日 16時25分

18日の日経平均は下落。171.42円安の22680.33円(出来高概算13億5000万株)で取引を終えた。米中貿易摩擦への警戒感に加えて、朝8時前に大阪で震度6弱の大地震が発生したことがリスク回避に向かわせており、日経平均は寄り付き直後の22806.89円を高値に、その後は25日線レベルでのこう着感の強い相場展開が続いた。

東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。セクターでは建設のみが小幅に上昇した他は、海運、石油石炭、非鉄金属、機械、鉱業の弱さが目立った。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、東エレク<8035>、信越化<4063>が重石となる反面、資生堂<4911>などディフェンシブ系が下支えしている。

日経平均は25日線レベルでの攻防となったが、地震の影響について1週間程度は余震に注意する必要があり、引き続き手控え要因になりそうである。また、米中貿易摩擦への警戒も重石となるため、こう着感の強い相場展開が続きそうな需給状況であろう。

明日はメルカリが東証マザーズに上場するが、物色に広がりが見られない中、メルカリに短期筋の資金が集中しやすいと考えられ、初値形成後の値動きは荒くなりそうである。その他、インフラ関連には短期筋の値幅取り狙いの資金が向かいやすいほか、しばらくはディフェンシブ系に資金が向かいやすいだろう。(村瀬智一)

《AK》

提供:フィスコ

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