日経平均寄与度ランキング（大引け）～ 日経平均は大幅続落、ファーストリテとソフトバンクGで約75円押し下げ
19日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり14銘柄、値下がり209銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は大幅続落。18日の米国市場でNYダウが103ドル安となったほか、取引開始前にはトランプ米大統領が中国に対する追加関税を検討するよう指示したと発表。本日の日経平均はこうした流れを受けて114円安からスタートすると、中国が米国への対抗姿勢を示したことも伝わり、貿易摩擦激化への懸念から前場中ごろを過ぎると下げ幅を広げる展開となった。為替市場で円高が進んだことに加え、中国株や米株価指数先物が下落したことも重しとなり、日経平均は軟調に推移して安値引けした。
大引けの日経平均は前日比401.85円安の22278.48円となった。東証1部の売買高は14億9463万株、売買代金は2兆6675億円だった。業種別では、パルプ・紙、ガラス・土石製品、空運業が下落率上位となり、その他も全般軟調だった。石油・石炭製品のみプラスを確保した。
値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984>となり、2銘柄で日経平均を約75円押し下げた。ファーストリテや花王<4452>、資生堂<4911>などこのところ堅調な値動きが続いていた内需・ディフェンシブ系銘柄にも利益確定の売りが出た。日経平均構成銘柄の下落率トップは東海カ<5301>で7.5％安、同2位は太陽誘電<6976>で6.2％安だった。東海カは25日線を割り込み、手仕舞い売りがかさんだようだ。
一方、値上がり寄与トップはクボタ<6326>、同2位はコナミHD<9766>となった。クボタは一時1838円まで上昇し、終値では1.8％高と日経平均構成銘柄の上昇率2位にランクインした。大阪府北部で18日朝に発生した地震を受けて生産を停止した主力の阪神工場が、22日に再開することが明らかになったと伝わっている。水道管の復旧需要を巡り思惑買いが向かった面もあるようだ。構成銘柄の上昇率トップは清水建<1803>で2.0％高だった。
*15:00現在
日経平均株価 22278.48(-401.85)
値上がり銘柄数 14(寄与度+4.96)
値下がり銘柄数 209(寄与度-406.81)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<6326> クボタ 1800 32 +1.19
<9766> コナミHD 5500 30 +1.11
<1803> 清水建 1130 22 +0.82
<7752> リコー 1010 15 +0.56
<5020> JXTGHD 739.9 8.9 +0.33
<4568> 第一三共 4023 8 +0.30
<5002> 昭和シェル 1623 5 +0.19
<6857> アドバンテ 2278 2 +0.15
<7270> SUBARU 3341 3 +0.11
<6701> NEC 3110 25 +0.09
<6773> パイオニア 160 2 +0.07
<8304> あおぞら 4380 10 +0.04
<7211> 三菱自 874 2 +0.01
<2768> 双日 410 1 +0.00
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 50050 -1360 -50.46
<9984> ソフトバンクG 8070 -218 -24.27
<4063> 信越化 9759 -371 -13.77
<6954> ファナック 21895 -335 -12.43
<4452> 花王 8391 -315 -11.69
<6971> 京セラ 6306 -154 -11.43
<4911> 資生堂 8898 -280 -10.39
<6098> リクルートHD 3088 -91 -10.13
<4503> アステラス薬 1732 -52 -9.65
<8028> ユニー・F 11980 -250 -9.28
<6762> TDK 11160 -230 -8.53
<4704> トレンド 6270 -200 -7.42
<9613> NTTデータ 1244 -39 -7.24
<6976> 太陽誘電 2820 -185 -6.86
<8035> 東エレク 18555 -175 -6.49
<9433> KDDI 3013 -29 -6.46
<5301> 東海カ 1888 -153 -5.68
<4507> 塩野義 5673 -122 -4.53
<2801> キッコーマン 5440 -120 -4.45
<6988> 日東電 8513 -116 -4.30
《AK》
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