明日の株式相場見通し=堅調地合い引き継ぎ買い優勢、米中摩擦警戒で上値は限定的

市況
2018年6月20日 17時24分

あす(21日)の東京株式市場は、きょう反発した地合いを引き継いで買い優勢となり、日経平均株価は堅調推移となりそうだ。ただ、米中貿易摩擦への警戒感は根強いことから、上値は限定的と想定される。

市場関係者からは「きょうの東京株式市場は、日経平均が後場に入って急速に上げ幅を拡大する展開となり、一時前日比300円を超える上昇幅となる場面もあった。後場株価が上昇したのは、中国の上海株式市場が売り先行からプラス圏に転じたのに加え、米株価指数先物が時間外で上昇しているのを手掛かり材料に、株価指数先物に買い戻しが入り、ファーストリテイリング<9983>など指数寄与度の高い銘柄の上昇が目立った」との見方が出ていた。

20日の東京株式市場は、朝方は日経平均株価が下値を探る展開をみせていたものの、前引けは小幅プラス圏で着地。後場は一貫して上値を指向する展開となった。日経平均株価終値は、前日比276円95銭高の2万2555円43銭と3日ぶり大幅反発した。

日程面では、ジェネリック医薬品原薬の仕入販売、製剤(医療用医薬品・一般用医薬品)の製造販売および仕入販売、製剤に係る製造受託を手掛けるコーア商事ホールディングス<9273>が東証2部市場へ、資産運用を支援するプラットフォーム「ZUU Online」を中心とした金融商品やフィンテックサービスとユーザーのマッチングを行うフィンテック・プラットフォーム事業を展開するZUU<4387>が東証マザーズ市場へ、システム開発およびインフラ・セキュリティサービスを提供するSIG<4386>が東証ジャスダック市場へ、それぞれ新規上場する。

このほかに、5月の全国スーパー売上高に注目。海外では、ユーロ圏財務相会合、英中銀が金融政策発表、米5月のCB景気先行総合指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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