明日の株式相場見通し=持ち高調整で利益確定売り、先物主導の上昇に警戒感も

市況
2018年6月21日 17時10分

あす(22日)の東京株式市場は、きのう、きょうの日経平均株価の続伸で合わせて400円を超える上げ幅となっていることへの反動や、週末に伴う持ち高調整も想定されることから、利益確定売りが優勢となりそうだ。

市場関係者からは「きのう、きょうの日経平均の上昇は株価指数先物主導が顕著となっている。きょうは、米株価指数先物の時間外取引での上昇や、外国為替市場で1ドル=110円台後半への円安進行が買い手掛かり材料とされたが、東証株価指数(TOPIX)は、小幅ながら反落した。東証1部の値上がり銘柄数は713にとどまり、値上がり銘柄数の1303(変わらずは75銘柄)を大きく下回った。一部には、先物主導の上昇に警戒感もあるようだ」との見方が出ていた。

21日の東京株式市場は、日経平均株価の上昇基調が継続した。前日の米国市場でのナスダック指数上昇や為替の円安基調などが追い風となった。日経平均株価終値は、前日比137円61銭高の2万2693円04銭と続伸した。

日程面では、コンサルティング・研修サービスの提供、ITツールなどの商材の卸売、Webコンテンツ制作を手掛けるライトアップ<6580>が東証マザーズ市場に新規上場する。

このほかに、5月の消費者物価指数、4月の全産業活動指数、4月の毎月勤労統計確報値、5月の全国百貨店売上高に注目。海外では、韓ロ首脳会談、OPEC総会、欧州連合(EU)財務相理事会が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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