【↑】日経平均 大引け| 続伸、円安などを追い風に値がさ株が買われる (6月21日)

市況
2018年6月21日 16時26分

日経平均株価

始値  22523.28

高値  22782.01(14:36)

安値  22491.08(09:03)

大引け 22693.04(前日比 +137.61 、 +0.61% )

売買高  14億0251万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆5002億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は続伸、米ナスダック指数最高値と円安などが追い風材料に

2.日経平均寄与度の高い値がさ株が買われ全体押し上げ、TOPIXはマイナス圏

3.業種では米中貿易摩擦背景に中国関連として売られた機械株などに買い戻し

4.値上がり銘柄数を値下がり数が大幅に上回り、NT倍率は過去最高の水準に

5.ソフトバンクやファストリなどが買われる一方、メガバンク株の下落目立つ

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは42ドル安と7日続落した。マイクロソフトなどのハイテク株は堅調も保険大手トラベラーズや、外食大手マクドナルドが売られ指数を押し下げた。

東京市場では、日経平均株価の上値指向が継続した。米国市場でのナスダック上昇や為替の円安基調などが追い風材料となった。

21日の東京市場は寄り付きこそ売りが先行したものの、その後は買い優勢に転じ日経平均は続伸、一時200円以上高い場面もあった。前日の米国株市場でNYダウは小幅安と下落基調が続いているものの、ナスダック指数が最高値に買われたほか、為替市場で1ドル=110円台後半の円安に振れたことも好感された。中国や香港などのアジア株市場は後場に入り軟化したが、米株価指数先物の時間外の動きを横目に買いが続いた。ただ、日経平均寄与度の高い値がさ株が中心に買われ、値上がり銘柄数を値下がり銘柄数が大幅に上回った。TOPIXは小幅ながらマイナス圏で着地、NT倍率は過去最高水準まで上昇している。業種別ではここ米中貿易摩擦問題の影響で売られていた機械株などに買い戻しが目立った。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が活況高、ファーストリテイリング<9983>の上昇も目立った。ソニー<6758>、武田薬品工業<4502>なども水準を切り上げた。ノリタケカンパニーリミテド<5331>が急騰、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>、ブレインパッド<3655>なども大幅高。フィックスターズ<3687>、オハラ<5218>、マネックスグループ<8698>なども物色人気となった。

半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが下値模索。トヨタ自動車<7203>も冴えない。日本電産<6594>、日東電工<6988>も売りに押された。ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>、ライドオンエクスプレスホールディングス<6082>、ビューティガレージ<3180>などが大幅下落、大日本住友製薬<4506>も安い。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はソフトバンク <9984> 、ファストリ <9983> 、TDK <6762> 、ダイキン <6367> 、ユニファミマ <8028> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約124円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はテルモ <4543> 、日東電 <6988> 、大日本住友 <4506> 、エーザイ <4523> 、東エレク <8035> 。押し下げ効果は約23円。

東証33業種のうち上昇は13業種。上昇率の上位5業種は(1)機械、(2)情報・通信業、(3)サービス業、(4)ガラス土石製品、(5)医薬品。一方、下落率の上位5業種は(1)パルプ・紙、(2)銀行業、(3)電気・ガス業、(4)その他金融業、(5)証券商品先物。

■個別材料株

△エフティ <2763> [JQ]

1.74%を上限に自社株買いを実施。

△アンビション <3300> [東証M]

今期配当を11.5円増額修正。

△じげん <3679> [東証M]

東証1部に市場変更。

△DLE <3686>

子会社が今夏リリースに向け新作ブロックチェーンゲームを開発中。

△エンカレッジ <3682> [東証M]

エクスジェン・ネットワークスと協業開始で合意。

△ロックオン <3690> [東証M]

マーケティング支援「アドエビスサクセスプログラム」を提供開始。

△エキサイト <3754> [JQ]

FXフォロートレード「macaso」を提供開始。

△武田 <4502>

UBS証券が投資判断を「バイ」に格上げ。

△インテリW <4847> [JQ]

東証2部に市場変更。

△マネックスG <8698>

仮想通貨業者の規制強化で勝ち組評価。

▼グローリー <6457>

大和証券が投資判断を「3」に格下げ。

▼メガチップス <6875>

日証金が20日付から貸借取引で注意喚起銘柄に。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ノリタケ <5331> 、(2)オープンドア <3926> 、(3)スターマイカ <3230> 、(4)ブレインP <3655> 、(5)スクエニHD <9684> 、(6)シンクロ <3963> 、(7)ユシロ <5013> 、(8)DLE <3686> 、(9)カプコン <9697> 、(10)Fスターズ <3687>

値下がり率上位10傑は(1)ランド <8918> 、(2)ヨシムラHD <2884> 、(3)Bガレージ <3180> 、(4)ワタベ <4696> 、(5)TPR <6463> 、(6)ライドオンE <6082> 、(7)AOITYO <3975> 、(8)第一カッタ <1716> 、(9)アルヒ <7198> 、(10)静ガス <9543>

【大引け】

日経平均は前日比137.61円(0.61%)高の2万2693.04円。TOPIXは前日比2.12(0.12%)安の1750.63。出来高は概算で14億0251万株。東証1部の値上がり銘柄数は713、値下がり銘柄数は1303となった。日経ジャスダック平均は3937.68円(16.85円高)。

[2018年6月21日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.