日経平均は3日ぶり反落、値がさ株が支えるが主力株の軟調ぶりに注意/後場の投資戦略

市況
2018年6月22日 12時23分

日経平均 : 22500.45 (-192.59)

TOPIX  : 1739.42 (-11.21)

[後場の投資戦略]

日経平均はここ2日とも陽線を付けており、本日も軟調推移ながら5日移動平均線水準まで戻りを試す場面が見られ、底堅さが意識されそうではある。外部環境の不透明感に対する警戒感が根強い一方で、投資家は「まだ買える株」を求め、足元では業績堅調な内需・ディフェンシブ系銘柄への資金流入が続く。日銀による上場投資信託(ETF)買い入れも値がさ株を支える。

しかし、一部の値がさ株が日経平均を支える構図には違和感もある。株価位置やバリュエーション水準を考慮すると、内需・ディフェンシブ系銘柄も持続可能な株価上昇かどうか慎重に見極める必要があるように思われる。主力の自動車株や金融株は軟調な展開を強いられており、本格的な相場の持ち直しにはなお時間を要するだろう。中小型株の一角がレーティング引き上げや提携などのリリースを受けて値を飛ばしており、当面はこうした銘柄に物色が向かいやすいと考えられる。(小林大純)

《AK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.