英ポンド週間見通し:8月利上げ観測で下げ渋りか

通貨
2018年6月23日 14時50分

■対円レートは下げ渋る、英国金利の先高観は後退せず

先週のポンド・円は弱含み。一時144円前半まで下落した。英中央銀行による8月利上げ観測が浮上したものの、米ドル・円相場はやや円高方向に振れたことや、ユーロ圏諸国の政治不安を意識したユーロ売り・ポンド買いは縮小したことが要因。ただ、週末前にポンド買い・米ドル売りが優勢となった関係で対円レートの下げ幅は縮小した。取引レンジ:144円39銭-147円06銭。

■8月利上げ観測で下げ渋りか

今週のポンド・円はやや底堅い動きとなりそうだ。英中銀金融政策委員会(MPC)でのタカ派寄りのトーンが好感されそうだ。8月利上げ観測が浮上しており、投機的なポンド売りは縮小するとみられる。ただ、欧州連合(EU)離脱に関する法案審議をめぐる政局リスクが嫌気され、積極的なポンド買いも想定しづらい。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント

・29日:1-3月期国内総生産確報値(前年比予想:+1.2%、改定値:+1.2%)

予想レンジ:145円50銭-148円50銭

《FA》

提供:フィスコ

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