東京株式(大引け)=1円安、朝安後は先物主導で戻り足に転じる

市況
2018年6月28日 15時53分

28日の東京株式市場は、朝方は米株安を引き継ぎ大きく売り優勢となったが、その後は主力株中心に買い戻され一時プラス圏に浮上する場面もあった。

大引けの日経平均株価は前営業日比1円38銭安の2万2270円39銭と小幅続落。東証1部の売買高概算は14億40万株、売買代金概算は2兆3501億4000万円。値上がり銘柄数は725、対して値下がり銘柄数は1289、変わらずは78銘柄だった。

きょうの東京市場は、朝方はリスクオフのムードが強かった。前日の米国株市場ではNYダウなど主要指数が下落し、ハイテク株比率の高いナスダック指数の下げ幅が大きく、東京市場でも主力輸出株中心に売りがかさむ展開。トランプ米政権の通商政策に対する警戒感が根強いほか、原油先物価格が連日大幅に上昇していることも企業の経営コスト上昇につながるとの見方で買い手控え感を助長し、日経平均は一時230円強下落した。しかし、取引時間中に為替市場でいったん円高方向に振れた後ドルが買い戻され、つれて日経平均も先物主導で下げ渋る展開となった。前場10時前後を境に一貫して戻り足に転じ、後場はプラス圏に浮上する場面もあった。業種別には原油高を背景に資源関連などが買われ、空運や金融セクターなどに売りが目立った。

個別では、ソニー<6758>が売買代金トップで堅調、任天堂<7974>、トヨタ自動車<7203>も買い優勢だった。武田薬品工業<4502>が上昇、村田製作所<6981>、SUMCO<3436>なども上値指向となった。アイビーシー<3920>、テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>が値を飛ばし、日本新薬<4516>も値を飛ばした。国際紙パルプ商事<9274>、昭和電工<4004>も物色人気を集めた。

半面、ソフトバンクグループ<9984>、キーエンス<6861>が軟調、NTT<9432>も売りに押された。フリービット<3843>が急落、オプトホールディング<2389>も大きく値を下げた。ハイデイ日高<7611>、レーザーテック<6920>などの下げも目立った。ディー・エル・イー<3686>、不二越<6474>、象印マホービン<7965>なども下落した。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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