米コインベースCEO、仮想通貨を活用した慈善事業を立ち上げ【フィスコ・ビットコインニュース】

通貨
2018年6月28日 19時54分

米仮想通貨取引所大手コインベースの最高経営責任者(CEO)のブライアン・アームストロング氏が28日、仮想通貨を使った慈善事業「ギブ・クリプト」の立ち上げを発表した。

同氏によると同事業は、仮想通貨の保有者から資金を調達して、少額ずつ分配することで世界中の困窮者に財政支援を行うものだという。「直接的な資金送金による支援」と「仮想通貨の実社会での利用と便益の拡大」、「オープンな金融システムへの普遍的なアクセス機会の提供」の三つを目指している。最初は、新興国で生活し、金融危機に直面している人を分配金の受取人として想定していると伝えている。

第1段階では、1,000万ドルの調達に向けて寄付を呼び掛けている。既に350万ドルを調達しており、そのうち100万ドルは同氏自身の寄付によるものとなる。長期的な目標として、2年以内に10億ドルの調達を目指しているという。

世界銀行のデータベースによると、世界では17億人が金融機関での口座を持たないという。アームストロング氏は、仮想通貨を初めて知った時から、仮想通貨が既存の金融サービスにアクセスできない層に機会をもたらすと考え、慈善事業の実施に至ったという。

コインベースは、17年11月時点でユーザー数が1,330万人に上ることを公表しており、同社の提供する取引所GDAXは、ビットコインの米ドル建取引では米国で最大の取引量を誇る。今月4日には日本への進出計画を明らかにしており、日本の仮想通貨市場に与える影響が注目されている。

《SI》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.