NY株式:NYダウは98ドル高、金融やハイテク株に買いが広がる

市況
2018年6月29日 7時00分

米国株式相場は上昇。ダウ平均は98.46ドル高の24216.05、ナスダックは58.60ポイント高の7503.68で取引を終了した。朝方は対中貿易摩擦への警戒感が根強く残るなか、1-3月期GDP確報値が予想を下振れ小動き。米連邦準備制度理事会(FRB)によるストレステスト(健全性審査)の結果発表を取引終了後に控えて、増配や自社株買いが予想される金融セクターに買いが広がったほか、ハイテク株も選好され、上昇した。セクター別では、電気通信サービスや小売が上昇する一方で食品・生活必需品小売や消費者・サービスが下落した。

ネット小売のアマゾン(AMZN)は、オンライン薬局運営のピルパックと買収合意し上昇。しかし、買収によるアマゾンの本格的なヘルスケア分野への参入を受けて、ドラッグストアのウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)や薬剤給付管理会社のCVSヘルス(CVS)などが下落。コンサルティングのアクセンチュア(ACN)や食品のマコーミック(MKC)は、決算内容が好感され、堅調推移。一方で、家庭用品小売のベッド・バス&ビヨンド(BBBY)は、決算内容が予想に届かず下落した。

マーケット終了後にFRBが発表したストレステストの結果発表では、ドイツ銀行を除く34の銀行が資本計画の承認を受けた。しかし、ゴールドマンサックス(GS)とモルガンスタンレー(MS)は条件付き承認となり、資本還元は抑制されそうだ。

Horiko Capital Management LLC

《TM》

提供:フィスコ

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