29日の中国本土市場概況:上海総合2.2%高で5日ぶり反発、バイオ・医薬株に買戻し

市況
2018年6月29日 16時44分

29日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比60.52ポイント(2.17%)高の2847.42ポイントと5日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、63.36ポイント(2.17%)高の2981.99ポイントで取引を終えた。

自律反発狙いの買いが先行。上海総合指数は前日まで4日続落し、約2年4カ月ぶりの安値水準を切り下げていたこともあり、値ごろ感が着目された。中国人民銀行(中央銀行)が28日に公開した四半期ごとの金融政策執行報告書に関し、金融政策スタンスが「やや緩和」に転換したとの見方が広がったことも買い安心感を誘っている。人民銀は24日、一部銀行を対象に預金準備率を7月5日付で引き下げると発表したばかり。当局の景気下支え策が改めて期待された。

上海総合の構成銘柄は9割超が上昇した。なかでもバイオ医薬株が高い。CRO(医薬品開発業務受託機関)で中国トップの薬明康徳(603259/SH)が値幅制限いっぱいまで買われ、業界大手の江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が4.0%上昇した。ハイテク関連株も急伸。スーパーコンピュータ大手の曙光信息産業(中科曙光:603019/SH)が8.5%高、インターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)が6.6%高で引けている。このほか消費関連株、海運株、素材株、不動産株、自動車株なども上げが目立った。

外貨建てB株の相場も値上がり。上海B株指数が7.03ポイント(2.44%)高の295.00ポイント、深センB株指数が18.46ポイント(1.77%)高の1058.90ポイントで終了した。

【亜州IR】

《FA》

提供:フィスコ

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