前週末29日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

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2018年7月2日 5時20分

■象印マホービン <7965>  1,354円 (-112円、-7.6%)

東証1部の下落率7位。象印マホービン <7965> が続急落。28日に決算を発表。18年11月期第2四半期累計(17年12月-18年5月)の連結経常利益は前年同期比15.0%減の55.1億円に減った。併せて、通期の同利益を従来予想の88億円→76億円(前期は84.9億円)に13.6%下方修正し、一転して10.5%減益見通しとなった。

■ナガイレーベン <7447>  2,816円 (-56円、-2.0%)

ナガイレーベン <7447> が続落。28日の取引終了後に発表した第3四半期累計(17年9月-18年5月)連結決算が、売上高134億7700万円(前年同期比0.2%増)、営業利益42億1500万円(同2.0%減)、純利益は29億4700万円(同2.2%減)と減益だったことが嫌気された。主力のヘルスケアウェアは高付加価値品が堅調で、これを受けて売上高は第3四半期累計として過去最高を記録したが、原価為替レートの円安進行による海外生産費用の増加や、国内の人手不足による人件費高騰による原価上昇などが利益を圧迫した。なお、18年8月期通期業績予想は、売上高175億円(前期比2.8%増)、営業利益53億7300万円(同2.5%増)、純利益37億3900万円(同1.8%増)の従来見通しを据え置いている。

■河合楽器製作所 <7952>  5,150円 (-100円、-1.9%)

河合楽器製作所 <7952> が4日続落。27日にオンキヨー <6628> [JQ]との資本提携の解消を発表した。オンキヨーは45万500株の河合楽器の株式を保有しており、今後、同株式の売却が予想されることなどが警戒された様子だ。ただ、同社株には強気評価が出ている。野村証券は28日、同社株の投資判断の「バイ」を継続するとともに、目標株価は6200円から7800円に引き上げた。同証券では中国市場における鍵盤楽器の販売拡大に注目。音楽教室やアフターサービスでの現地パートナーとの連携戦略もあり、中長期的な成長ドライバーになると期待している。同証券では19年3月期の連結営業利益を33億円(会社予想37億円)としているが、20年3月期は同39億円、21年3月期は同45億円への増益を見込んでいる。

※29日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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