東京株式(大引け)=26円安、アジア株横目に売られるも終盤下げ渋る

市況
2018年7月3日 15時58分

3日の東京株式市場は、日経平均株価が朝高後に値を消す展開で一時200円以上の下げをみせたが、終盤買い戻され、結局小幅安で引けた。

大引けの日経平均株価は前営業日比26円39銭安の2万1785円54銭と続落。東証1部の売買高概算は14億8426万株、売買代金概算は2兆5298億4000万円。値上がり銘柄数は486、対して値下がり銘柄数は1541、変わらずは69銘柄だった。

きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要指数が高かったことや、為替が円安含みで推移したことなどで朝方はリスクオフの巻き戻しに日経平均は高く始まった。しかし、買い一巡後は上値が重く、前場後半以降はマイナス圏に沈んだ。米中貿易摩擦の問題を背景として、軟調なアジア株市場を横にらみにヘッジファンドの仕掛け的な売りが続いている。日経平均は一時2万1500円台まで売り叩かれたが、後場終盤は中国・上海株市場が持ち直したことで、それに連動するように買い戻しが入り2万1700円台まで浮上、下げは小幅にとどまった。ただ、値下がり銘柄数は全体の7割強を占めており、相対的に小型株の下げが目立つ。業種別では石油、空運、保険セクターが高く、非鉄、海運、精密機器セクターなどが安い。

個別では、マネックスグループ<8698>が売買代金で第2位に食い込み大幅高となった。ソフトバンクグループ<9984>、村田製作所<6981>などしっかり。TDK<6762>が買われ、東京海上ホールディングス<8766>も上値追い。ミサワ<3169>が急騰、オロ<3983>も値を飛ばした。島精機製作所<6222>、日本M&Aセンター<2127>が上昇、ファンケル<4921>も物色人気となった。TOKYO BASE<3415>も高い。

半面、東京エレクトロン<8035>が冴えず、花王<4452>も軟調。キヤノン<7751>、ダイキン工業<6367>なども売りに押された。大同工業<6373>が急落、Gunosy<6047>、テクマトリックス<3762>、AOKIホールディングス<8214>などの下げも目立つ。三井金属<5706>が安く、日本新薬<4516>、山一電機<6941>なども値を下げた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.