個別銘柄戦略：スターマイカやスズキに注目
4日の米国市場は独立記念日のため休場。欧州では、独DAX、英FT100の各指数が軟化した。225先物は夜間取引は大証比30円安の21670円と小幅安。5日早朝の円相場はやや弱含みとなっている。東京市場では、売り買いの決め手となる新規の材料に乏しい中、米国が仕掛ける通商紛争が相場全体を圧迫しよう。新興市場が年初来安値圏にあるため、含み損を抱える個人投資家が多く、押し目買いにも期待しにくい。ただ、6日には米中両国が輸入製品への追加関税の適用を開始するとみられ、米中どちらかが歩み寄る姿勢を示せば、輸出関連銘柄を中心に急速に買い戻される可能性がある。このため、トランプ米大統領や中国要人の発言に対して、株価が敏感に反応する場面も想定される。格上げや強気の新規格付けが観測されているスターマイカ<3230>、住友ベ<4203>、フジミインコ<5384>、スズキ<7269>などに注目。
《US》
提供：フィスコ