前場に注目すべき3つのポイント~ソフトバンクGとファーストリテに思惑的な動きも

市況
2018年7月12日 9時32分

12日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:ソフトバンクGとファーストリテに思惑的な動きも

■決算チェック:インターアクション、今期業績予想を上方修正

■前場の注目材料:NTTドコモ、携帯端末、通販2割に、AIで機種提案、20年度

■ソフトバンクGとファーストリテに思惑的な動きも

12日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。11日の米国市場はNYダウが200ドルを超す下落となった。トランプ政権が新たに2000億ドル相当の中国製品に10%の追加関税を課す計画を発表。米中貿易摩擦の激化により、半導体機器への影響が懸念されたほか、原油相場の下落が嫌気され、終日軟調推移となった。ただし、これについては前日の朝方から織り込まれており、改めて売り仕掛けてくる動きは限られよう。シカゴ日経225先物清算値は大阪比90円高の22000円だったが、日経平均は5日線を支持線として意識しつつ、心理的な節目となる22000円を挟んだ攻防といったところだろう。

また、米中貿易摩擦の激化が警戒されるなか、中国市場の動向にも過度に反応しやすい局面もみられる。先回り的な動きが出てきたとしても、短期筋の仕掛け的な流れのなか、その反動も速いため、投資家はフットワークを要求されることになりそうだ。また、出来高が膨らみづらい状況のなか、オプションSQを控えていることも、商いを手控える一因になりやすい。そのため、薄商いの中を指数インパクトの大きい値がさ株に振らされやすい相場展開といったところである。

昨日、米半導体大手のエヌビディアは、自社の半導体を組み合わせた人工知能(AI)システムが、独ダイムラーと独ボッシュが開発中の完全自動運転車に採用されることが決まったと伝えられるなか、ソフトバンクG<9984>に関心が集まりやすい。また、決算を控えているファーストリテ<9983>にも思惑的な売買が向かうことになろう。

■インターアクション、今期業績予想を上方修正

インターアクション<7725>は11日、今期業績予想の上方修正および配当の増額修正を発表。半導体メーカーに積極的な設備投資の動きが見られたことと、同社グループの主力製品であるCCD及びC-MOSイメージセンサ向け検査用光源装置及び瞳モジュールの販売が順調に推移した。

■前場の注目材料

・シカゴ日経225先物は上昇(22000、大阪比+90)

・米長期金利低下

・1ドル112円00-10銭

・日銀が大規模緩和継続

・4-6月期好業績への期待

・NTTドコモ<9437>携帯端末、通販2割に、AIで機種提案、20年度

・ダイヘン<6622>PHV活用、非常電源開発、エネ管理事業参入

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

・特になし

<海外>

・特になし

《HT》

提供:フィスコ

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