13日の株式相場見通し=週末で持ち高調整の売り優勢、円安進行は下支えに

市況
2018年7月13日 8時33分

13日の東京株式市場は、米中貿易摩擦への警戒感が継続するなかでの週末とあって、持ち高調整の売りが優勢となりそうだ。ただ、外国為替市場での円安・ドル高進行に拍車が掛かっていることが、下値を支える要因として作用する。13日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=112円60銭台での推移となっている。

12日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比224.44ドル高の2万4924.89ドルと急反発した。米中貿易摩擦への懸念がやや後退するなか、IT関連株や資本財株に買いが流入。NYダウが大幅高となったほか、ナスダック指数はほぼ3週間ぶりに最高値を更新した。米商務省が中国の通信機器大手、中興通訊(ZTE)の制裁見直しに最終合意したことから、貿易摩擦緩和期待が強まった。中国売上比率が高い、キャタピラーやボーイングが高く、アップルやインテルなどIT関連株が買われた。エヌビディアやアプライド・マテリアルズなど半導体株も上昇。シティグループなど金融株も堅調。半面、16日に決算を予定するネットフリックスが安く、テスラも値を下げた。ナスダック総合株価指数は、前日比107.305ポイント高の7823.916と反発した。

日程面では、オプション7月物のSQ算出に注目。海外では、米英首脳会談、米7月の消費者態度指数速報値、米6月の輸出入物価指数、中国6月の貿易統計が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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