話題株ピックアップ【夕刊】(1):タマホーム、パソナG、島精機

注目
2018年7月17日 15時14分

■タマホーム <1419>  1,227円  +213 円 (+21.0%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ

タマホーム <1419> が急騰。13日大引け後に発表した18年5月期の連結経常利益は前の期比15.9%増の40.2億円で着地。続く19年5月期も前期比16.7%増の47億円に伸びる見通しとなったことが買い材料視された。今期は豊富な繰越残を背景に注文住宅の引き渡し棟数が増加するうえ、不動産事業で戸建て分譲やオフィス区分所有権の販売も伸びる。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比15円増の45円に増配する方針とした。前営業日終値ベースの予想PERが15.2倍→12.7倍に低下する一方、配当利回りは4.44%に上昇し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。併せて、21年5月期に営業利益120億円(18年5月期実績は46.5億円)を目指す中期経営計画も発表している。

■ダイト <4577>  3,565円  +545 円 (+18.1%)  本日終値  東証1部 上昇率2位

ダイト <4577> が急反騰。13日大引け後に発表した18年5月期の連結経常利益は前の期比9.4%増の42.4億円で着地。続く19年5月期も前期比2.5%増の43.5億円に伸び、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。前期は製剤部門が収益を牽引した。自社開発ジェネリック医薬品の販売が増加したうえ、長期収載品目の製造受託と一般用医薬品の販売も好調だった。今期はジェネリック医薬品向け原薬が堅調に推移するほか、製剤ではジェネリック医薬品における新規品目や既存品の販売が増加し、14期連続の増収を見込む。併せて、今期の年間配当は前期比3円増の36円に増配する方針としたことも支援材料となった。

■パソナグループ <2168>  1,924円  +281 円 (+17.1%)  本日終値  東証1部 上昇率4位

パソナグループ <2168> が大幅高。13日大引け後に発表した18年5月期の連結経常利益は前の期比53.5%増の66.3億円に拡大し、従来予想の56億円を上回って着地。続く19年5月期も前期比26.7%増の84億円に伸びる見通しとなったことが買い材料視された。今期は旺盛な人材需要を背景に人材派遣や委託・請負などが伸びるほか、福利厚生代行サービスを展開する子会社ベネフィット・ワン <2412> [東証2]の業績拡大を見込む。併せて、前期の年間配当を12円→13円に増額し、今期も前期比1円増の14円に増配する方針としたことも支援材料となった。

■物語コーポレーション <3097>  10,170円  +760 円 (+8.1%)  本日終値

物語コーポレーション<3097>が大幅続伸。13日の取引終了後に発表した6月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比4.0%増となり、2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。主力の焼肉部門をはじめ、ラーメン部門やお好み焼き部門など各部門で前年実績を上回った。なお、通期既存店売上高は前期比3.2%増となり、期初計画の0.8%増を上回った。

■島精機製作所 <6222>  6,130円  +330 円 (+5.7%)  本日終値

島精機製作所 <6222> が続急伸。13日大引け後、ファーストリテイリング <9983> との戦略的パートナーシップを強化し、中長期的で包括的なニット商品の開発と技術革新への取り組みを加速すると発表したことが買い材料視された。これまで両社は合弁会社イノベーションファクトリーを通じ、ホールガーメント商品の製造と量産技術の蓄積を重ねてきた。今後はアジア一円での海外量産背景の拡大と生産効率の向上を促進するとともに、オンデマンドの量産システムも視野に入れながら、顧客と工場を直結させる新しい商品開発・量産プロセスの開発を目指す。また、ホールガーメント商品を中心に、今までにない新しい価値を持つ革新的なニット商品を共同開発し、新たな需要を掘り起こしていく。

■アニコムHD <8715>  4,270円  +165 円 (+4.0%)  本日終値

アニコム ホールディングス<8715>が3日続伸。13日の取引終了後に発表した6月度の月次経営パラメーターで、新規契約件数が1万2215件(前年同月比8.7%増)となり、引き続き新規契約件数が増加傾向にあることが好感された。これにより保有契約件数は71万3896件(前月比0.7%増)と順調に積み上がっている。

■ルネサンス <2378>  2,510円  +93 円 (+3.9%)  本日終値

ルネサンス<2378>が大幅続伸。同社はきょう、住友生命保険が24日に発売する健康増進型保険「Vitality」に関してパートナー契約を締結したことを明らかにした。「Vitality」は、加入後毎年の健康診断や日々の運動など、継続的な健康増進活動を評価し、保険料が変動することにより、リスクそのものを減少させることを目的とした新しい保険。ルネサンスは「Vitality」の契約者に、運営するスポーツクラブを特別割引価格で利用できる特典を提供する。

■FRONTEO <2158>  1,004円  +37 円 (+3.8%)  本日終値

FRONTEO<2158>が1000円台を回復。同社はきょう、独自開発した人工知能エンジン「KIBIT(キビット)」を用いた自動FAQシステム「KIBIT Find Answer(キビット ファインド アンサー)」の提供を開始したと発表。これが株価を刺激したようだ。「キビット ファインド アンサー」は、独自のアルゴリズムで人間の経験や判断に基づく“暗黙知”を再現するKIBITの特徴を、FAQ(よくある質問と回答)による問題解決の業務領域に応用したソリューション。社内の他部署・他部門からの問い合わせ対応を省力化することで、企業の働き方改革や業務効率化における課題解決を支援する。

■ローツェ <6323>  2,310円  +83 円 (+3.7%)  本日終値

ローツェ<6323>が大幅高で7連騰。半導体ウエハや液晶・有機ELのガラス基板を搬送する装置を主力に手掛けており、半導体設備投資需要の拡大が強いフォローの風となっている。同社が戦略商品に位置付ける「N2パージ対応ウエハストッカ」などへの引き合い旺盛で業績を押し上げている状況だ。同社は海外メーカー向け売上高比率が9割を超えており、特に韓国サムスン電子向け搬送装置などが急拡大している。営業利益は19年2月期の50億5700万円(前期比19.4%増)予想と2割近い増益を見込んでいるが、20年2月期も2ケタ成長が視界に入る。

■UUUM <3990>  5,180円  +180 円 (+3.6%)  本日終値

ユーチューバーの制作サポート事業展開を手掛けるUUUM<3990>は大幅続伸。同社は13日取引終了後、19年5月期の連結業績予想を発表した。売上高は159億円(前期比35.5%増)、営業利益は8億5000万円(同18.6%増)、最終利益は5億2400万円(同28.9%増)を見込んでいる。売上高は動画広告市場の成長を取り込み、前期比35.5%増と大幅増収を予想している。 営業利益は、売上成長に沿った売上総利益の増加を見込む一方、新チャンネルの立ち上げ費用や新規事業への投資を考慮し、同18.6%増を想定している。18年5月期連結決算は、売上高117億3500万円(前の期比68.1%増)、営業利益7億1600万円(同2倍)、最終利益4億600万円(同57.7%増)だった。

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