東京株式(大引け)=100円高、円安など追い風に上値指向継続

市況
2018年7月17日 15時46分

17日の東京株式市場は、リスク選好ムードのなか日経平均株価が一時2万2800円台まで買われる場面もあった。円安水準でもみ合う為替相場が追い風となった。

大引けの日経平均株価は前営業日比100円01銭高の2万2697円36銭と3日続伸。東証1部の売買高概算は14億373万株、売買代金概算は2兆5651億8000万円。値上がり銘柄数は1566、対して値下がり銘柄数は464、変わらずは70銘柄だった。

きょうの東京市場は、前週の地合いを引き継ぎリスクを取る動きが継続した。米中貿易摩擦問題などトランプ米政権による通商政策に対する不透明感が重荷となっているものの、海外ヘッジファンドによる先物市場への買いなどを背景に、主力銘柄中心に上値を追う銘柄が多かった。外国為替市場では1ドル=112円台半ばの推移と円安傾向が継続していることも輸出株中心にポジティブに作用した。一方、中国・上海株や香港株などが軟調に推移し、中国向け輸出比率の高い機械株が売られるなど、輸出セクターでも明暗が分かれている。日経平均は前週末に400円以上の上昇をみせていたこともあって終盤は目先筋の手仕舞い売りが出て伸び悩んだ。

個別では、トヨタ自動車<7203>が堅調、任天堂<7974>も上昇した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが次第高の展開となり、ブリヂストン<5108>も上値を追った。ネオス<3627>がストップ高で買い物を残したほか、タマホーム<1419>、パソナグループ<2168>なども値を飛ばした。オルトプラス<3672>、Gunosy<6047>なども物色人気となった。石原産業<4028>も高い。

半面、安川電機<6506>、ファナック<6954>などが軟調、SMC<6273>などFA関連株に下げが目立つ。ソフトバンクグループ<9984>も後半利益確定売りに押される展開となった。ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>も値を下げた。IDOM<7599>、インターアクション<7725>が急落したほか、スカラ<4845>も大幅安。イー・ガーディアン<6050>、北の達人コーポレーション<2930>も安い。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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