【↑】日経平均 大引け| 3日続伸、円安追い風に先物主導で買い継続 (7月17日)

市況
2018年7月17日 16時20分

日経平均株価

始値  22605.73

高値  22832.22(13:19)

安値  22575.42(09:07)

大引け 22697.36(前日比 +100.01、 +0.44% )

売買高  14億0373万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆5651億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は3日続伸、為替の円安など追い風に上値指向が続く展開に

2.貿易摩擦問題への警戒も目先はヘッジファンドの先物買いなどが寄与

3.為替は1ドル=112円台半ばの推移で輸出株など中心に買いが続く

4.中国や香港株は軟調、輸出セクターでも中国関連の機械株などに売り

5.トヨタなど自動車株が堅調、三菱UFJなどメガバンクにも物色の矛先

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは44ドル高と3日続伸した。JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックスなど金融株や航空機のボーイングが買われ指数を押し上げた。

3連休明けの東京市場では、リスク選好ムードのなか日経平均株価が一時2万2800円台まで買われる場面もあった。円安水準で推移する為替相場が追い風となった。

17日の東京市場は、前週の地合いを引き継ぎリスクを取る動きが継続した。米中貿易摩擦問題などトランプ米政権による通商政策に対する不透明感が重荷となっているものの、海外ヘッジファンドによる先物市場への買いなどを背景に、主力銘柄中心に上値を追う銘柄が多かった。外国為替市場では1ドル=112円台半ばの推移と円安傾向が継続していることも輸出株中心にポジティブに作用した。一方、中国・上海株や香港株などが軟調に推移し、中国向け輸出比率の高い機械株が売られるなど、輸出セクターでも明暗が分かれている。日経平均は前週末に400円以上の上昇をみせていたこともあって終盤は目先筋の手仕舞い売りが出て伸び悩んだ。

個別では、トヨタ自動車<7203>が堅調、任天堂<7974>も上昇した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが次第高の展開となり、ブリヂストン<5108>も上値を追った。ネオス<3627>がストップ高で買い物を残したほか、タマホーム<1419>、パソナグループ<2168>なども値を飛ばした。オルトプラス<3672>、Gunosy<6047>なども物色人気となった。石原産業<4028>も高い。

半面、安川電機<6506>、ファナック<6954>などが軟調、SMC<6273>などFA関連株に下げが目立つ。ソフトバンクグループ<9984>も後半利益確定売りに押される展開となった。ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>も値を下げた。IDOM<7599>、インターアクション<7725>が急落したほか、スカラ<4845>も大幅安。イー・ガーディアン<6050>、北の達人コーポレーション<2930>も安い。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はスズキ <7269> 、トレンド <4704> 、ファストリ <9983> 、リクルート <6098> 、ダイキン <6367> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約33円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファナック <6954> 、ソフトバンク <9984> 、ユニファミマ <8028> 、安川電 <6506> 、TDK <6762> 。押し下げ効果は約76円。

東証33業種のうち上昇は28業種。上昇率の上位5業種は(1)陸運業、(2)食料品、(3)海運業、(4)電気・ガス業、(5)その他金融業。一方、下落率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)鉱業、(3)非鉄金属、(4)機械、(5)電気機器。

■個別材料株

△タマホーム <1419>

今期経常は17%増益、15円増配へ。

△パソナG <2168>

前期経常が上振れ着地、今期は27%増益・1円増配。

△ルネサンス <2378>

住友生命の新保険に関してパートナー契約締結。

△ブロッコリー <2706> [JQ]

3-5月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。

△物語コーポ <3097>

6月既存店売上高が2ヵ月ぶりに前年上回る。

△ネオス <3627>

3-5月期(1Q)経常は6倍増益・通期計画を超過

△ダイト <4577>

今期経常は6期連続最高益、3円増配へ。

△島精機 <6222>

ファストリとの戦略的パートナーシップ強化へ。

△前沢工業 <6489>

19年5月期業績予想や中期3ヵ年経営計画を好感。

△SKジャパン <7608>

今期経常を35%上方修正。

▼アサヒ陶 <5341> [東証2]

今期最終を一転赤字に下方修正。

▼ハーモニック <6324> [JQ]

第1四半期受注高は47%減。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)タマホーム <1419> 、(2)ダイト <4577> 、(3)ネオス <3627> 、(4)パソナG <2168> 、(5)SKジャパン <7608> 、(6)住江織 <3501> 、(7)古野電 <6814> 、(8)オルトP <3672> 、(9)SI <3826> 、(10)前沢工業 <6489>

値下がり率上位10傑は(1)海洋掘削 <1606> 、(2)IDOM <7599> 、(3)インターアク <7725> 、(4)メディアドゥ <3678> 、(5)スカラ <4845> 、(6)ライドオンE <6082> 、(7)オプトラン <6235> 、(8)インフォMT <2492> 、(9)IDEC <6652> 、(10)トムソン <6480>

【大引け】

日経平均は前日比100.01円(0.44%)高の2万2697.36円。TOPIXは前日比14.98(0.87%)高の1745.05。出来高は概算で14億0373万株。東証1部の値上がり銘柄数は1566、値下がり銘柄数は464となった。日経ジャスダック平均は3783.91円(10.04円安)。

[2018年7月17日]

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