前場に注目すべき3つのポイント~輸出関連や金融セクターの出遅れ修正も意識

市況
2018年7月18日 8時51分

18日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:輸出関連や金融セクターの出遅れ修正も意識

■決算チェック:ALBERT、通期業績予想を上昇修正、2Qは営業黒字に

■前場の注目材料:宇部興、東南ア増強、車タイヤ用合成ゴム、世界で年37万トン

■輸出関連や金融セクターの出遅れ修正も意識

18日の日本株市場は日経平均主導の底堅い相場展開になりそうだ。17日の米国市場はNYダウ、ナスダックともに上昇。ネットフリックスの決算が予想を下振れ、ハイテク株を中心に大きく下落して寄り付いたものの、その後は切り返す展開となっている。また、ハイテク株を中心に大きく下落して寄り付いたものの、その後は買い戻しが優勢となった。議会証言でパウエルFRB議長が米景気の堅調さを強調し、緩やかな利上げ継続を支持したことも好感された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比125円高の22845円だった。円相場は1ドル112円90銭台と113円台が意識されている。

これらを背景に225型のインデックス買いを中心に日経平均の底堅さが意識されることになりそうだ。指数インパクトの大きいソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、ソニー<6758>、ファーストリテ<9983>、エーザイ<4523>、TDK<6762>辺りが日経平均を押し上げる格好になりそうだ。また、原油先物相場が小幅ながらも上昇していることもあり、資源関連の底堅さも意識されよう。その他、昨日は225型がけん引したものの、TOPIXはようやく25日線を突破してきている。円安を背景とした自動車などの輸出関連や金融セクターの出遅れ修正も意識されてくる可能性がある。

一方で、インデックス主導のため個人主体の中小型株には需給懸念がくすぶる。決算等、個別で物色されるものの資金の逃げ足も速く、依然として方向感が掴みづらい面はある。今後本格化する決算を控えるなか、やや神経質な相場展開が続きそうである。とはいえ、1月高値期日が今後通過してくるため、調整局面ではアク抜けにつながる可能性もある。スタンスとしては、過度に売り込まれている銘柄などに対する押し目拾いとみておきたいところである。

■ALBERT、通期業績予想を上昇修正、2Qは営業黒字に

ALBERT<3906>は17日、業績予想の上方修正を発表。第2四半期の営業損益は前回5000万円の営業赤字予想から2600万円の黒字に修正。通期計画については2000万円から8000万円に上方修正している。AI(人工知能)および機械学習技術を活用した「ビッグデータソリューションサービス」の需要が拡大。また、重点産業を対象とした経営資源の集約化等により、主要プロジェクトにおける収益力が改善された。

■前場の注目材料

・日経平均は上昇(22697.36、+100.01)

・NYダウは上昇(25119.89、+55.53)

・ナスダックは上昇(7855.12、+49.40)

・SOX指数は上昇(1358.99、+19.75)

・VIX指数は低下(12.06、-0.77)

・米原油先物は上昇(68.08、+0.02)

・1ドル112円80-90銭

・シカゴ日経225先物は上昇(22845、大阪比+125)

・日銀が大規模緩和継続

・4-6月期好業績への期待

・宇部興<4208>東南ア増強、車タイヤ用合成ゴム、世界で年37万トン

・日野自<7205>エンジン車販売、50年に停止

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

・特になし

<海外>

・特になし

《HT》

提供:フィスコ

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