NY株式:NYダウは6.38ドル安、米中貿易摩擦への警戒感が強まる
20日の米国株式相場は下落。ダウ平均は6.38ドル安の25058.12、ナスダックは5.10ポイント安の7820.20で取引を終了した。トランプ大統領が中国からの輸入品全てに追加関税を賦課する可能性を示唆し、貿易摩擦への懸念から売りが先行。ハイテク株を中心に上昇に転じる場面もあったが、相場を押し上げるには至らなかった。セクター別では、食品・飲料・タバコや銀行が上昇する一方でメディアや不動産が下落した。
運動靴メーカーのスケッチャーズUSA(SKX)は、決算内容が嫌気され、20%を超す大幅下落。複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)は、決算でガスタービンなどの需要低迷を背景にパワー事業の低迷が明らかとなり、軟調推移。一方で、ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)は好決算を発表し、上昇。複合企業のハネウェル・インターナショナル(HON)は、通期の利益見通しを引き上げ、堅調推移となった。
カジノ・ホテル運営のMGMリゾート・インターナショナル(MGM)は、日本でカジノ整備法が成立したことを受けて、業績拡大への期待感から上昇した。
Horiko Capital Management LLC
《SK》
提供:フィスコ