概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は続伸、外国人投資家の買い越しも指数をサポート

市況
2018年7月24日 11時17分

【ブラジル】ボベスパ指数 77996.13 -0.73%

23日のブラジル市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比575.16ポイント安(-0.73%)の77996.13で取引を終えた。78639.38から77871.44まで下落した。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りがやや優勢となった。また、原油価格の下落なども資源セクターの圧迫材料。一方、中国の鉄鉱石在庫が減少しているとの報告がヴァーレ(VALE3)の支援材料となった。

【ロシア】MICEX指数 2261.25 +0.60%

23日のロシア株式市場は6日ぶりに反発。主要指標のMICEX指数は前日比13.43ポイント高(+0.60%)の2261.25で取引を終了した。2250.57から2273.13まで上昇した。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。スタンダード&プアーズ(S&P)がロシアの長期国債の格付けを「BBB(投資適格)」に据え置いたことが好感された。また、米国がアルミ最大手UCルサールに実施している経済制裁の解除に前向きな姿勢を示したことも支援材料となった。

【インド】SENSEX指数 36718.60 +0.61%

23日のインドSENSEX指数は続伸。前日比222.23ポイント高(+0.61%)の36718.60、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同74.55ポイント高(+0.68%)の11084.75で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をじりじりと拡大させた。SENSEX指数はこの日、再び過去最高値を更新した。一部品目に適用している物品・サービス税(GST)税率の引き下げが好感され、インド株にも買いが継続した。また、外国人投資家(FII)の買い越しも指数をサポートした。

【中国本土】上海総合指数 2859.54 +1.07%

週明け23日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比30.27ポイント高(+1.07%)の2859.54ポイントと続伸した。

金融緩和の動きが追い風。中国人民銀行(中央銀行)と中国銀行保険監督管理委員会は20日、理財商品に対する規制の細則を発表した。デレバレッジの度合いが以前より緩やかになるなか、株式や債券市場にとってポジティブな内容に落ち着いたとの見方が広がっている。また、金融当局は直近、緩和的な政策への移行を示唆していた。人民銀はこの日、中期貸出制度(MLF)を通じ、5020億人民元の資金を市場に供給している。人民元安の一服もプラス。人民銀は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を元高方向に設定した。上海外国為替市場では、人民元相場が強含みに推移している。

《NH》

提供:フィスコ

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