「サマーストック」が3位にランクイン、記録的酷暑で関連株も百花繚乱?<注目テーマ>

特集
2018年7月24日 12時20分

★人気テーマ・ベスト10

1 カジノ関連

2 人工知能

3 サマーストック

4 全固体電池

5 猛暑

6 リチウムイオン電池

7 5G

8 量子コンピューター

9 セルフレジ

10 TOPIXコア30

みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で「サマーストック」が3位にランクされている。

サマーストックとは夏場に売り上げを伸ばす業態で、気温が上昇することで消費者の需要が喚起されるビールや清涼飲料水、アイスクリーム、さらにエアコンや扇風機などの家電製品、夏フェスやテーマパークといったレジャー関連など、対象銘柄は非常に幅広い。

本来は「麦わら帽子は冬に買え」の相場格言通り、暑くなる前にサマーストック関連を買い、夏本番となったら売りを考えるのが“投資戦略”といえる。しかし、地球温暖化の影響やヒートアイランド現象などが、近年の猛暑を「スーパー猛暑」に引き上げており、特に今年は記録的な猛暑が影響して、株式市場でも改めてサマーストックをテーマ材料視する動きが出そうだ。前日(23日)は全国的に今年一番の暑さとなったが、関東地方ではフェーン現象の影響が如実に出て、埼玉県熊谷市で41.1度という観測史上最高気温を記録している。

関連銘柄としては、キリンホールディングス<2503>、アサヒグループホールディングス<2502>、サッポロホールディングス<2501>などのビール株のほか、清涼飲料水ではコカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス<2579>、伊藤園<2593>などがマークされる。

また、今夏はアイスクリームの売れ行き好調が伝わっており、代表的なものでは森永乳業<2264>や江崎グリコ<2206>、明治ホールディングス<2269>。このほか、出来高流動性に難があるがB-R サーティワン アイスクリーム<2268>という直球銘柄もある。

電化製品ではエアコンを手掛けるダイキン工業<6367>、富士通ゼネラル<6755>など。また、家電量販店のビックカメラ<3048>やヤマダ電機<9831>、エディオン<2730>なども恩恵銘柄に挙げられる。

日焼け止めやデオドラント関連商品では資生堂<4911>、花王<4452>、ポーラ・オルビスホールディングス<4927>、コーセー<4922>などが有力。

猛暑だと逆に集客力が落ちる可能性はあるもののオリエンタルランド<4661>やよみうりランド<9671>、サンリオ<8136>、エイチ・アイ・エス<9603>などのレジャー関連にもマーケットの視線が向かうところだ。

このほか、冷房を求める人で賑わう喫茶店関連ではコメダホールディングス<3543>、ドトール・日レスホールディングス<3087>、東和フードサービス<3329>など。

変わったところではクールエリアの創出に絡み、遮熱性舗装を手掛ける道路株。三井住建道路<1776>、佐藤渡辺<1807>、世紀東急工業<1898>などがマークされる。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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