日経平均は続伸、朝高後は上値重く商い低調/相場概況

市況
2018年7月25日 16時06分

日経平均は続伸。24日の米国市場でNYダウは197ドル高と4日ぶりに反発し、本日の日経平均は米株高を好感した買いが先行して83円高からスタートした。中国市場の取引開始前には人民元相場や上海総合指数の下落に対する警戒感などから伸び悩む場面も見られたが、その後持ち直し一時22645.66円(前日比135.18円高)まで上昇した。ただ、本日から発表が本格化する主要企業の4-6月期決算を見極めたいとの思惑も強く、後場に入ると22600円を挟みこう着感の強い展開となった。

大引けの日経平均は前日比103.77円高の22614.25円となった。東証1部の売買高は11億3815万株、売買代金は1兆9846億円だった。売買代金は1カ月ぶりに2兆円を割り込んだ。業種別では、石油・石炭製品、非鉄金属、鉄鋼が上昇率上位だった。一方、陸運業、水産・農林業、不動産業が下落率上位だった。

個別では、信越化<4063>が4%近い上昇。米国に塩化ビニール樹脂の新工場を建設するなどと報じられており、本日発表予定だった決算に期待する向きもあったようだ。ファナック<6954>やコマツ<6301>といった中国関連株は前日に続き買われ、エーザイ<4523>は急反発した。非鉄市況の上昇を受けて住友鉱<5713>なども上げ目立つ。その他売買代金上位では任天堂<7974>やソニー<6758>がしっかり。また、業績上方修正のブロドリーフ<3673>がストップ高水準まで買われ、東証1部上昇率トップとなった。一方、三菱UFJ<8306>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、三井住友<8316>などが小安い。ファーストリテ<9983>は3日続落。第1四半期決算を発表した三菱自<7211>は4%近く下げた。また、取引時間中に決算発表したSMK<6798>が急落し、東証1部下落率トップとなった。

《HK》

提供:フィスコ

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