<話題の焦点>= アウトバウンド需要拡大、今夏は過去最高の海外旅行者数に

特集
2018年7月26日 12時10分

外国人旅行者の訪日客(インバウンド)需要が注目を集めているが、その一方で日本人の海外旅行による「アウトバウンド」需要も順調に拡大している。JTBの予想によると今年の夏休み(7月15~8月31日)の海外旅行者数は前年比4.1%増の283万人と過去最高となる見込みだ。大手企業の今夏のボーナスは、1959年の調査開始以来、最高の金額が予想されるなか海外旅行に向かう日本人は増えるとみられている。

また、アジア各国と日本の都市を結ぶ格安航空会社(LCC)路線が増加したことも海外旅行者を増加させる要因に働いている様子だ。旅行先はアジアでは韓国、中国、台湾など近場が人気で、米ハワイのほか欧州では東欧やフランスなどが伸びると見られている。

海外旅行では急激な円安が進んだり、テロが発生した際などの影響が警戒されるが、大きな環境の変化がなければ今夏のアウトバンド需要は着実な伸びが見込めそうだ。

こうしたなか、海外旅行関連株の再評価が期待できる。海外旅行の取り扱いで高実績を持つエイチ・アイ・エス<9603>や楽天<4755>のほか、旅行代理店大手のKNT-CTホールディングス<9726>、海外を含む格安旅行の比較サイトを運営するオープンドア<3926>やエボラブルアジア<6191>、シニア向け海外旅行のユーラシア旅行社<9376>、それにJAL<9201>やANAホールディングス<9202>などに注目したい。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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