明日の株式相場見通し=日銀会合前にリスク回避の売り、好決算銘柄は個別に買い進む

市況
2018年7月26日 17時22分

あす(27日)の東京株式市場は、本格化している4~6月期決算発表のなかで、好業績銘柄を評価して買い進む動きが予想される一方で、来週の30日、31日に開催される日銀金融政策決定会合を前に、観測が浮上している金融政策見直しに伴うリスクを回避しようとする売りが拮抗する変則的な展開となりそうだ。

市場関係者からは「きょうは、日経平均と東証株価指数(TOPIX)の両指数が著しく逆行する変則的な展開となった。東証1部の値上がり銘柄数は1733と値下がり銘柄数の309(変わらずは61銘柄)を圧倒的に上回り、TOPIXは3日続伸で、6月18日以来約1カ月ぶりの高値水準となった。一方、日経平均は、日銀がETF(上場投資信託)の購入配分を日経平均型からTOPIX型へシフトするとの観測を受けて、寄与度の高いエーザイ<4523>、ソフトバンクグループ<9984>、ファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>の4銘柄が売られ、合計で約140円分日経平均を押し下げた。TOPIXのきょうの上昇幅12.3ポイントにNT倍率(日経平均をTOPIXで除した数値)の12.8を掛けると約157円となる」との見方が出ていた。

26日の東京株式市場は、日経平均が3日ぶりに小幅反落した。ただ、値上がり銘柄数が圧倒的に多く、TOPIXは3日続伸となった。日経平均株価終値は、前日比27円38銭安の2万2586円87銭と小幅反落した。

日程面では、成功報酬型の経営コンサルティングを提供するプロレド・パートナーズ<7034>が東証マザーズ市場に新規上場する。このほか海外では、米4~6月期のGDP速報値、米7月の消費者態度指数、朝鮮戦争休戦協定締結から65年周年が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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