八洲電機---1Qは売上高が136.93億円、産業・交通事業で売上高が堅調に推移
八洲電機<3153>は30日、2019年3月期第1四半期(18年4-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比10.2%減の136.93億円、営業利益が同51.7%減の1.08億円、経常利益が同38.6%減の1.69億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同56.3%減の2.70億円となった。本年度は第4四半期に売上が集中するとのことである。
プラント事業は、鉄鋼分野では、西日本地区を中心に大型設備老朽化更新及び設備増強案件が順調に進捗し、売上高は好調に推移した。石油・化学プラント・非鉄分野は、前年度の石油関連大型修繕工事や化学関連の大型更新を補えず、売上高は低調に推移した。
産業・交通事業では、産業機器分野は、半導体関連業界の好調に伴い工作機メーカーなどのセットメーカーからの継続的注文製品の受注増、並びに都市部における再開発案件の継続により、売上高は堅調に推移した。一般産業分野では、電気・精密・通信会社向け入退室管理システムの老朽化更新が増加したものの、前年度の電源設備工事の大口売上案件を補えず、売上高は低調に推移した。空調設備分野では、首都圏を中心とした空調機器や空調設備工事等の増加により、売上高は好調に推移した。交通分野では、鉄道車両関連の電気品や車体改造、情報配信システム、電力管理システム等の増加により、売上高は好調に推移した。
電子デバイス・コンポーネント事業は、産業機器分野では、企業業績良好を背景に設備投資は増加基調にあり、特に企業の設備投資意欲と省人・省力化の流れは継続し、堅調に推移した。アミューズメント分野では、取扱製品の生産中止の影響により、売上高は低調に推移した。
2019年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.7%増の755.00億円、営業利益が同7.4%増の21.50億円、経常利益が同5.9%増の23.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.7%増の16.50億円とする期初計画を据え置いている。
《SF》
提供:フィスコ