話題株ピックアップ【夕刊】(2):イーレックス、古河電、参天薬

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2018年8月2日 15時18分

■イーレックス <9517>  967円  -187 円 (-16.2%)  本日終値  東証1部 下落率2位

イーレックス <9517> が急反落。株価は5月10日以来、約3ヵ月ぶりの1000円割れとなった。8月1日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比0.3%減の11.2億円で着地。好決算への期待が大きかっただけに失望売りが広がったようだ。主力の電力小売り事業で高圧分野、低圧分野ともに電力供給施設数が伸び、売上高は前年同期比38.2%の124億円と大幅増収を達成。一方、販売電力量の増加に伴い調達電力量と託送料金が増加したことが利益を圧迫した。19年3月期の連結経常利益は前期比45.7%増の66.1億円と大幅増益を見込んでおり、第1四半期が低調なスタートとなったことが懸念視された。

■ヒノキヤグループ <1413>  2,795円  -400 円 (-12.5%)  本日終値  東証1部 下落率4位

ヒノキヤグループ<1413>は急反落。1日の取引終了後、18年12月期の連結業績予想について、営業利益を68億円から60億3000万円(前期比4.1%減)へ、純利益を38億円から35億1000万円(同1.8%増)へ下方修正したことが嫌気された。断熱材事業で原料価格が高騰している一方、販売価格への転嫁を予定していないことが要因としている。

■イーグル工業 <6486>  1,629円  -196 円 (-10.7%)  本日終値  東証1部 下落率7位

1日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は24%減益で着地」が嫌気された。イーグル工業 <6486> が8月1日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比24.5%減の34.4億円に減り、4-9月期(上期)計画の70億円に対する進捗率は49.2%にとどまり、5年平均の54.1%も下回った。

⇒⇒イーグル工業の詳しい業績推移表を見る

■古河電気工業 <5801>  3,695円  -410 円 (-10.0%)  本日終値  東証1部 下落率8位

古河電気工業<5801>が急落。1日に発表された第1四半期(4~6月)の連結経常利益は前年同期比26%減の74億7800万円と83億円前後を見込んでいた市場予想を下回った。光関連事業や電力ケーブルが想定を下回ったことが響いた様子だ。この結果を受け、第2四半期以降の予算計画達成に黄色信号が点滅したとの見方が出ており、株価は大幅安となっている。

■タカラスタンダード <7981>  1,778円  -161 円 (-8.3%)  本日終値

1日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は22%減益で着地」が嫌気された。タカラスタンダード <7981> が8月1日大引け後(17:00)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比22.3%減の29.4億円に減り、4-9月期(上期)計画の72億円に対する進捗率は40.9%にとどまり、5年平均の54.0%も下回った。

⇒⇒タカラスタンダードの詳しい業績推移表を見る

■参天製薬 <4536>  1,716円  -142 円 (-7.6%)  本日終値

1日に決算を発表。「4-6月期(1Q)税引き前は22%減益で着地」が嫌気された。参天製薬 <4536> が8月1日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比21.7%減の94.5億円に減り、通期計画の413億円に対する進捗率は22.9%となり、4年平均の23.9%とほぼ同水準だった。

⇒⇒参天製薬の詳しい業績推移表を見る

■ミサワホーム <1722>  908円  -67 円 (-6.9%)  本日終値

1日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は赤字拡大で着地」が嫌気された。ミサワホーム <1722> が8月1日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は58.1億円の赤字(前年同期は53.4億円の赤字)に赤字幅が拡大した。

⇒⇒ミサワホームの詳しい業績推移表を見る

■アルペン <3028>  2,256円  -164 円 (-6.8%)  本日終値

アルペン<3028>は大幅反落。1日の取引終了後、集計中の18年6月期連結業績について、営業利益が50億2400万円から30億6000万円(前年同期比26.0%減)へ、純利益が24億7400万円から19億7900万円(同27.8%減)へ下振れて着地したようだと発表しており、これを嫌気した売りが出た。主にゴルフ用品が好調に推移したことで売上高は2260億9400万円から2276億7500万円(同3.5%増)へ上振れたが、一般・ウインタースポーツ用品の在庫消化を優先したことによる売上総利益率の低下や、収益性の低下が見込まれる店舗設備など一部の固定資産について減損損失を特別損失に計上したことが利益を押し下げたとしている。

■NOK <7240>  2,163円  -130 円 (-5.7%)  本日終値

1日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は18%減益で着地」が嫌気された。NOK <7240> が8月1日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比18.4%減の80.5億円に減り、4-9月期(上期)計画の220億円に対する進捗率は36.6%にとどまり、5年平均の43.2%も下回った。

⇒⇒NOKの詳しい業績推移表を見る

■東京エネシス <1945>  1,136円  -64 円 (-5.3%)  本日終値

1日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は81%減益で着地」が嫌気された。東京エネシス <1945> が8月1日大引け後(16:00)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比80.9%減の1.9億円に大きく落ち込み、通期計画の53億円に対する進捗率は3.6%にとどまり、5年平均の17.5%も下回った。

⇒⇒東京エネシスの詳しい業績推移表を見る

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