話題株ピックアップ【夕刊】(1):AMI、大平洋金属、ユナイテッド

注目
2018年8月6日 15時14分

■アドバンスト・メディア <3773>  1,900円  +343 円 (+22.0%)  本日終値

アドバンスト・メディア<3773>が急動意。同社が3日取引終了後に発表した19年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高が8億1500万円(前年同期比53.1%増)と前年同期比1.5倍以上の伸びとなり、営業損益は4600万円の黒字(前年同期1億1100万円の赤字)、最終損益は1億1800万円の黒字(同9700万円の赤字)と黒字転換した。音声認識技術を製造業や医療、教育分野向けを中心に展開している。先行投資負担はあるものの、コールセンター向けなどが好調で、トップラインの伸びが損益改善に寄与している。

■三井ホーム <1868>  932円  +150 円 (+19.2%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ

三井ホーム<1868>がストップ高。親会社である三井不動産<8801>が前週末3日の取引終了後、完全子会社化を目的に、同社に対してTOBを実施すると発表しており、TOB価格980円にサヤ寄せする格好となった。今回のTOBは、グループの連携を強化することで、三井ホームの新築戸建て事業をより強固な経営基盤とするほか、三井不の総合不動産デベロッパーとしてのバリューチェーン強化を図るのが狙い。買付予定数は2893万6776株(下限684万7000株、上限設定なし)で、買付期間は8月6日から9月18日まで。TOB成立後、三井ホームは所定の手続きを経て上場廃止となる予定だ。なお、これを受けて東京証券取引所は、三井ホーム株式を8月3日から監理銘柄(確認中)に指定している。

■サトーホールディングス <6287>  3,580円  +520 円 (+17.0%)  本日終値  東証1部 上昇率2位

サトーホールディングス<6287>が4日ぶりに急反発。同社は3日取引終了後に、19年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は14億7300万円(前年同期比73.1%増)となり、上半期計画28億円に対する進捗率は52.6%となった。売上高は281億1800万円(同4.9%増)で着地。自動認識ソリューション事業が国内外で好調だったことなどが寄与した。なお、上半期および通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

■ノリタケ <5331>  7,010円  +1,000 円 (+16.6%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率3位

ノリタケカンパニーリミテド <5331> がストップ高。3日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比59.1%増の25.4億円に拡大して着地したことが買い材料視された。リチウムイオン電池や電子部品の設備投資が活発化する中、乾燥炉・焼成炉の販売が伸びたうえ、ベアリング・自動車向け濾過装置も大きく増加し、エンジニアリング部門の収益が拡大したことが寄与。セラミック・マテリアル部門で電子ペーストや電子部材などが好調だったことに加え、工業機材の業績伸長も大幅増益に貢献した。上期計画の37億円に対する進捗率は68.8%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■日特エンジニアリング <6145>  3,465円  +467 円 (+15.6%)  本日終値

日特エンジニアリング <6145> [JQ]が急騰。3日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比22.2%増の8.5億円に伸びて着地したことが買い材料視された。省人化に対応する一貫ライン設備向けや電装化が進む自動車業界の車載モーター向けを中心に、自動巻線機の受注拡大が継続し、28.6%の大幅増収を達成したことが寄与。

■レック <7874>  5,230円  +700 円 (+15.5%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率4位

レック<7874>がストップ高まで買われた。同社は3日取引終了後に、ライオン<4912>から「バルサン」ブランドの殺虫剤事業を譲り受けるとともに、殺虫剤などの製造を手掛けるライオンパッケージングの全株式を取得し、完全子会社化すると発表。事業譲受および株式取得は12月28日を予定し、事業拡大による業績への寄与などが期待されたようだ。また、同時に19年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算も発表し、売上高は101億3000万円(前年同期比8.7%増)、営業利益は11億6600万円(同11.9%増)となった。収納・インテリア用品は減収となったが、清掃用品やキッチン用品の好調さがカバーした。なお、上半期および通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

■大平洋金属 <5541>  3,745円  +495 円 (+15.2%)  本日終値  東証1部 上昇率5位

大平洋金属 <5541> が急騰。3日大引け後、19年3月期の連結最終利益を従来予想の5.5億円→42.3億円に7.7倍上方修正したことが買い材料視された。ニッケル市況が想定を上回る水準で推移し、フェロニッケル製品の販売価格が上昇することが寄与。一方、主原料であるニッケル鉱石の価格は比較的落ち着いた推移で、原価上昇幅が抑えられることも上振れの要因となる。業績上振れに伴い、従来無配としていた今期の年間配当は60円で、6期ぶりに復配する方針としたことも買いに拍車を掛けた。

■ユナイテッド <2497>  2,701円  +344 円 (+14.6%)  本日終値

ユナイテッド<2497>が急反発。前週末3日取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高156億6200万円(前年同期比4.8倍)、営業利益123億4900万円(前年同期3億2100万円)、純利益83億1700万円(同1億9200万円)と大幅増益となったことが好感された。アドテクノロジー事業、ゲーム事業、コンテンツ事業では投資が先行したものの、インベストメント事業でメルカリ<4385>の上場に伴う株式売却益を計上したことが増益に貢献した。なお、19年3月期通期業績予想は非開示としている。

■リョービ <5851>  4,150円  +515 円 (+14.2%)  本日終値  東証1部 上昇率6位

リョービ<5851>が後場急伸し、年初来高値を更新した。同社はきょう午後1時に、18年12月期通期の連結業績予想を修正。営業利益見通しは従来の127億円から135億円(決算期変更のため前期との比較なし)に引き上げた。売上高予想も2150億円から2175億円に増額修正。足もとで主力のダイカスト事業が国内外で伸びていることなどを反映した。

■ホシデン <6804>  1,075円  +132 円 (+14.0%)  本日終値  東証1部 上昇率7位

ホシデン <6804> が急伸。3日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比95.8%増の44.5億円に拡大して着地したことが買い材料視された。コネクターやスイッチといった機構部品がゲーム機向けを中心に販売が伸びたことが寄与。円安進行で為替差益が増加したことも増益に大きく貢献した。上期計画の44億円をすでに1.3%上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.