東海カーボンは反落、18年12月期業績予想を再上方修正も材料出尽くしの受け止め
東海カーボン<5301>は反落している。同社は7日の取引終了後、18年12月期の連結業績予想について、売上高を2040億円から2140億円(前期比2倍)へ、営業利益を657億円から740億円(同6.4倍)へ、純利益を686億円から740億円(同6.3倍)へ上方修正した。ただ、通期業績の再上方修正にもかかわらず、市場では“材料出尽くし”と受け止められているようで、きょうは売りが優勢となっている。
黒鉛電極の価格が上昇していることに加えて、カーボンブラックの販売量の増加や原料油価格上昇に伴う価格改定の実施などが寄与する見通し。また、これに伴い黒鉛電極やカーボンブラックの収益性が向上することが利益を押し上げるとしている。
あわせて発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高916億8800万円(前年同期比86.4%増)、営業利益291億7700万円(同6.9倍)、純利益442億700万円(同7.6倍)だった。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)