トヨタは軟調展開続く、米保護主義政策への警戒感強い
トヨタ自動車<7203>が軟調。3日に発表した19年3月期第1四半期決算(4~6月)は最終利益が前年同期比7.2%増の6573億600万円と過去最高を更新したが、その後の株価は売りに押される展開を余儀なくされている。保護主義的な米通商政策への警戒感がくすぶるなか、米国が自動車や部品を対象とした追加関税を実際に発動すれば、日本の輸出分だけで4700億円程度の負担を強いられる見通しにあることから、株価もこれを嫌気して上値の重い展開。為替の円安メリットが見込めるうえ、時価予想PERは10倍を下回り割安感も強く、7000円近辺では押し目買いの動きも観測される。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)