ハピネット---1Q音楽映像パッケージの卸売に関する権利義務の承継や、ビデオゲーム事業により大幅な増収増益

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2018年8月10日 19時25分

ハピネット<7552>は9日、2019年3月期第1四半期(18年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比34.4%増の472.49億円、営業利益が同70.8%増の7.67億円、経常利益が同92.3%増の7.54億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同145.3%増の4.35億円となった。

玩具事業の売上高は前年同期比3.1%減の130.37億円、セグメント利益は同15.1%減の2.54億円となった。バンダイの「HUGっと!プリキュア」や、ハイターゲット向け商材を取扱うBANDAI SPIRITSの「一番くじ」関連商品が好調に推移したが、玩具事業全体としては低調に推移し、売上高、利益面ともに前年同期を下回った。

映像音楽事業の売上高は同155.4%増の202.92億円、セグメント利益は同297.4%増の3.55億円となった。パッケージ市場は厳しい環境で推移しているが、2018年3月に星光堂の音楽映像パッケージの卸売に関して有する権利義務の一部を会社分割により承継し、中間流通市場シェアを拡大したことにより、売上高、利益面ともに前年同期を大幅に上回った。

ビデオゲーム事業の売上高は同1.4%増の93.89億円、セグメント利益は同67.4%増の1.02億円 となった。「Nintendo Switch」のハード及びソフトが引き続き好調に推移したことや、同社独占流通のソフトが好調だったことにより、売上高、利益面ともに前年同期を上回った。

アミューズメント事業の売上高は同0.8%増の45.29億円 、セグメント利益は同18.9%増の3.62億円となった。イベント販売を積極的に実施したことや、優良ロケーションでの販売を強化したことによりカプセル玩具が順調に推移し、売上高は前年同期とほぼ横ばいとなった。利益面においては、オペレーションの効率化を図ったことにより前年同期を上回った。

2019年3月期の連結業績予想は、売上高が前期比16.4%増の2,300.00億円、営業利益が同4.0%増の50.00億円、経常利益が同2.1%増の48.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同20.6%減の32.00億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

提供:フィスコ

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