今日の為替市場ポイント:日経平均の動向が手掛かり材料に

通貨
2018年8月15日 8時49分

14日のドル・円相場は、東京市場では110円59銭から111円15銭まで上昇。欧米市場でドルは一時111円32銭まで一段高となり、111円15銭で取引を終えた。

本日15日のドル・円は、主に111円台前半で推移か。トルコリラの反発や米国株高を意識してリスク回避の円買いは縮小するとみられる。ただし、米中貿易摩擦激化への懸念は消えていないことから、日経平均株価が上げ渋った場合、ドルは111円台半ば近辺で上昇一服となる可能性がある。

14日の欧米市場でトルコリラは対米ドルで反発。1ドル=6.90リラ近辺から一時6.3040リラ近辺までリラ高・米ドル安の相場展開となった。ただ、一部報道によると、米国はトルコで拘束されている米国人牧師が釈放されない限り、数日内ないし1週間以内にトルコに対する追加経済制裁を加える可能性があることから、トルコリラのさらなる反発については懐疑的な見方も出ているようだ。

市場関係者の間では、「トルコ中央銀行が現行の金融政策を続けた場合、トルコリラの先安観が払拭されることは期待できない」との見方が依然として多い。最近の通貨安は輸入物価の上昇を促し、インフレ進行の要因になるとみられていることから、トルコ中銀がインフレ抑制に前向きに対処しない場合、失望的なトルコリラ売りが強まる可能性があるとみられている。

《CS》

提供:フィスコ

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