スカラ---18年6月期2ケタの増収増益、SaaS/ASP事業が引き続き好調に推移

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2018年8月17日 9時17分

スカラ<4845>は14日、2018年6月期連結決算(IFRS)を発表した。Non-GAAP 指標※に基づく経営指標は、売上収益が前期比20.3%増の128.29億円、営業利益が同11.3%増の15.46億円、税引前利益が同11.1%増の15.35億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同28.0%増の7.07億円となった。

SaaS/ASP事業の売上収益は前期比11.9%増の31.41億円、セグメント利益は同41.2%増の5.59億円となった。ストックビジネスモデルを採用することで、売上収益は累積的に増加している。主力サービスのFAQシステム『i-ask』、サイト内検索サービス『i-search』、電話自動応答『IVRサービス』に加え、Webサイト上でサイト利用者の会話感覚の質問に対して、自動で回答を行うことができるWebチャットボットシステム『i-assist』やBtoC事業展開のひとつとして、企業から個人に贈るデジタルギフトサービス『i-gift』の導入が進んだ。

SFA事業の売上収益は同7.4%増の41.90億円、セグメント利益は同17.1%減の6.49億円となった。「eセールスマネージャー」の販売がクラウド型を中心に堅調に推移したが、成長に向けての従業員数増加やオフィス移転等により人件費や諸経費等が増加した。

フィールドマーケティング事業の売上収益は同7.0%増の34.23億円、セグメント利益は同16.5%増の2.62億円となった。更なる成長に向け、店頭中心から、業種や業務の幅を拡大した「フィールド・クラウドソーシング」という新たな事業コンセプトの下、更なる市場創出に向けた取り組みを行っている。また、POB事業について、業務提携を図るなど会員拡大を推進した。フィールド活動一括受託等のストックビジネス及び店頭調査等のスポット案件についても引き続き好調に推移した。

カスタマーサポート事業の売上収益は8.56億円、セグメント利益は0.07億円となった。主に光通信グループ各社商材に対するインバウンドコールセンター業務を請けている。

2019年6月期通期の業績予想について、売上収益が前期比20.4%増の154.50億円、営業利益が同18.3%増の18.30億円、税引前利益が同18.5%増の18.20億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同16.0%増の8.20億円を見込んでいる。

※ IFRSから同社グループが定める非経常的な項目やその他の調整項目を控除したもの。なお、各セグメント数値については、IFRSでの数値を記載。業績予想数値については、調整項目はなし。

《SF》

提供:フィスコ

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