「耐火物・耐火れんが」が物色テーマ化、関連株の株価急騰相次ぐ<注目テーマ>

特集
2018年8月14日 12時20分

★人気テーマ・ベスト10

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10 再生医療 

みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で「耐火物・耐火れんが」がランキング16位となっている。

全体相場は前週末を境に大きく下放れる格好となり、足もとリバウンド局面にあるとはいえ自律反発の域を出ていない。お盆休みも手伝って投資資金の流入減少は覆うべくもない状況だが、中小型材料株などは特に下げがきつくなっている。そのなか、全体地合いに逆行して異彩の強さをみせたのが「耐火物・耐火れんが」を主力とする企業群だ。耐火物は鉄鋼向けなど高温を扱う工業分野で溶融処理及び加熱処理設備の内張りに使用されるが、関連企業の4~6月期業績は大幅な伸びを示すところが相次いだ。

粗鋼生産量の増加などが製鋼用耐火物需要を喚起しており収益面で強力な追い風となっている。鉄鋼業界の4~6月期の国内生産量は前年同期比1.8%増2657万トンと増勢。そのなか耐火物メーカーは原料価格の上昇分を販売価格に転嫁させ、数量増効果を収益に反映させている。

品川リフラクトリーズ<5351>が前週9日に発表した4~6月期営業利益は前年同期比58%増の23億2300万円と急拡大、翌10日に同社株は700円高の4930円とストップ高に買われ、週明け13日も440円高と値を飛ばした。また、同じく9日に発表したヨータイ<5357>の4~6月期営業利益は前年同期の2.5倍となる12億5400万円と大きく変貌、これを受け同社株も翌10日は値幅制限いっぱいに買われる人気となった。

このほか、TYK<5363>、黒崎播磨<5352>なども好決算を契機に株価を急動意させた。これらすべてが足並みを揃え年初来高値圏に位置しており、今の低迷相場でそのパフォーマンスの高さは特筆に値するといってよい。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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