米・半導体大手エヌビディア、仮想通貨向け需要が大幅減【フィスコ・ビットコインニュース】

通貨
2018年8月17日 17時04分

米・半導体大手のエヌビディア(NVDA)は16日の決算発表で、第2四半期(5-7月)の仮想通貨マイニング(仮想通貨の新規発行や取引承認に必要となる計算作業)向け半導体の売上高が、事前見通しの1億ドルを下回る1800万ドルであったことを発表した。

同社は今年5月、第1四半期(2-4月)決算発表において、マイニング向け半導体の売上高が2億8900万ドルになったと発表していた。第1四半期決算は売上高、1株利益ともに予想を上回ったが、社長兼CEOであるジェン・スン・フアン氏は、次期第2四半期の売上高について「今期の仮想通貨の売上がおおよそ3分の2減少することになるだろう」と悲観的な見通しを発表 。しかし、実際の売上高は見通し以上に減少する結果となった。

仮想通貨相場が下落傾向にあるとともに、マイニング向け半導体の需要は大幅に縮小しているため、第3四半期(8-10月)見通しにはマイニング向けを業績に組み込まなかったようだ。なお、同期間の売上高は前年同期比23%増の32億5000万ドルを予想している。

一方、ゲームやデータセンター向けの画像処理半導体(GPU)は好調で、売上高は過去最高の31億2000万ドル、純利益は前年同期比89%増の11億ドルだった。

16日の同社の株価は6%近く下落。慎重な業績見通しやマイニング向けを業績予想に組み込まなかったことが売り材料視されたとみられる。

《HH》

提供:フィスコ

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