東京株式(大引け)=142円高、米株高と円高一服を追い風に続伸

市況
2018年8月22日 15時44分

22日の東京株式市場は買い先行で始まり、日経平均は朝方マイナス圏に沈む場面もあったが、後場に入り水準を切り上げ2万2300円台後半まで上値を伸ばした。

大引けの日経平均株価は前営業日比142円82銭高の2万2362円55銭と続伸。東証1部の売買高概算は11億2133万株、売買代金概算は1兆9848億8000万円。値上がり銘柄数は1564、対して値下がり銘柄数は475、変わらずは65銘柄だった。

きょうの東京市場は広範囲にリスクを取る動きが強まった。前日の米株市場では、米経済の強さを映しNYダウなど主要指数がいずれも4日続伸と上昇歩調を鮮明とするなか、この動きに追随した。警戒されたドル安・円高も取引時間中に1ドル=110円40銭前後まで円安に振れ、投資家のセンチメント改善に貢献した。中国・上海株市場は売りに押される展開となったが、その他のアジア株が堅調な動きをみせたこともあって、影響は限定的だった。後場に入ると日経平均は一段と水準を切り上げた。業種別には石油株や自動車株が買われたほか鉄鋼や非鉄株などの上昇も目立った。全体の74%の銘柄が上昇する買い気の強い地合いだったが、売買代金は2兆円台に届かず薄商いが続いている。

個別では、トヨタ自動車<7203>が買われ、ソフトバンクグループ<9984>もしっかり。任天堂<7974>も上値追い、東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>など半導体関連も高い。新日鉄住金<5401>が買い優勢、コマツ<6301>も値を上げた。マネックスグループ<8698>が物色人気となり、昭和電工<4004>も買い優勢だった。双信電機<6938>がストップ高、モリテック スチール<5986>も値を飛ばした。日本農薬<4997>は値幅制限上限でカイ気配のまま引けた。

半面、NTT<9432>が軟調、スタートトゥデイ<3092>、ヤマトホールディングス<9064>も売りに押された。スルガ銀行<8358>はストップ安に売り込まれ、レオパレス21<8848>、シークス<7613>なども大きく値を下げた。ブレインパッド<3655>、ウィルグループ<6089>も安い。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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