モンゴルの機器・建機リース大手のTDBリースと提携し、リース方式でのマイニング事業を共同運営

経済
2018年8月23日 18時08分

暗号通貨ウォレットを提供するGincoの、100%子会社GincoMongolは、モンゴル三大商業銀行のモンゴル貿易開発銀行傘下のTDBリースとアライアンスを締結。TDBリースへのマシン販売とマシンの独占的運用委託を通じて、マシンリース方式のマイニング事業を開始する。

TDBリースがマイニングマシンをメニュー化し、Gincoが独占運用を行う。

このパートナーシップを結ぶことで、日本とモンゴルでマイニングマシンの卸売・運用代行・ハウジングを手がけるGincoMongolは、マシンと施設を調達・配備し、モンゴル最大の商業銀行であるTDB(モンゴル貿易開発銀行)傘下のTDBリースへ販売する。

TDBリースが購入したマシンは、採掘建機などとリース商品の一つとして、モンゴル国内の投資家や実業家向けにリース販売する。

GincoMongolは、TDBリースが貸与するマシンの運用を独占的に受託し、マイニングファームの規模拡大を進め、ウォレットでの管理・利用を推進し、ブロックチェーン経済圏の成長に貢献する。

既存のリース事業者が自社のラインナップに暗号通貨のマイニングマシンを採用することは世界初の試みで、GincoMongolやTDBリースは、ブロックチェーンがモンゴルの主要産業になるよう取り組みを進める。

マシンリース方式の長所は、導入時のイニシャルコストを低く抑えられること。個人がマシン本体を購入するのと比べると、初期費用が60%前後ですみ、導入時の負担を軽減できる。

マシンリース方式は、石炭・鉄鉱石・金採掘と同じビジネスモデルなので、設備投資として経費計上ができる。そのことで、マシンの計算力そのものを権利として購入するクラウドマイニングとは異なり、税金対策にも効果的だ。

上記の天然資源採掘は、モンゴル経済を支える重要な産業だが、冬季の採掘が制限されるので、その期間における産業として、多くの事業家・投資家からの期待が大きい。

GincoMongolとTDBリースは、現在、モンゴル国内での事業展開を主軸に、マイニングマシンのリースを行うが、将来的には、マシンリース型でのマイニング事業を日本を含むグローバル規模で展開したいと考えている。

なかでも、中国に集中しているマイニングシェアの国際化を図り、ブロックチェーン技術のグローバルな普及に貢献したいと考えている。

【ニュース提供・エムトレ】

《HT》

提供:フィスコ

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