24日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で続伸、大型金融株が上げ主導

市況
2018年8月24日 16時46分

24日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比4.81ポイント(0.18%)高の2729.43ポイントと続伸した。上海A株指数も上昇し、5.08ポイント(0.18%)高の2858.35ポイントで取引を終えている。

公的資金の流入期待が支え。相場の下落局面では、国家隊(政府系ファンドなど)が買い支えに入るとの思惑が強まっている。米中通商交渉の長期化懸念などで売りが先行したものの、上海総合指数は節目の2700ポイントを前にして反発した(安値は2705.32ポイント)。中国人民銀行(中央銀行)の資金供給もプラス。人民銀はこの日、中期貸出制度(MLF)を通じ、1490億人民元の資金を市場に供給した。リバースレポとあわせ今週は、差し引き1890億人民元の供給超となっている。

業種別では、時価総額上位の金融がしっかり。中国工商銀行(601398/SH)が1.7%高、中国建設銀行(601939/SH)が1.6%高、中国太平洋保険(601601/SH)が1.2%高で引けた。自動車株、不動産株、運輸株なども上昇している。半導体関連の一角も高い。フラッシュメモリーなどの北京兆易創新科技(603986/SH)が4.1%上昇した。

半面、資源・素材株はさえない。軍需関連株、公益株、食品飲料株、医薬株なども売られた。

外貨建てB株の相場は値下がり。上海B株指数が0.99ポイント(0.35%)安の285.35ポイント、深センB株指数が2.99ポイント(0.30%)安の1005.58ポイントで終了した。

【亜州IR】

《FA》

提供:フィスコ

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