28日の中国本土市場概況:上海総合0.1%安で4日ぶり反落、ハイテク関連は逆行高

市況
2018年8月28日 16時52分

28日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比2.92ポイント(0.10%)安の2777.98ポイントと4日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、3.07ポイント(0.11%)安の2909.23ポイントで取引を終えている。

米中通商交渉の長期化懸念がくすぶる流れ。一部で強まっていた交渉進展の期待が後退した。トランプ米大統領は27日、(米中交渉について)「今は適した時期ではない」と述べている。上海総合指数は前日まで急ピッチに上昇し、約2週ぶりの水準を回復していたこともあり、戻り待ちの売り圧力も意識された。

保険株が下げを主導。中国太平洋保険(601601/SH)が2.9%安、中国人寿保険(601628/SH)が1.1%安で引けた。消費関連株もさえない。白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が0.9%下落した。自動車株、医薬株、石油関連株、インフラ関連株なども売られている。

半面、ハイテク株は物色される。なかでも、第5世代(5G)ネットワークの通信機器関連が急伸。剣橋科技(603083/SH)がストップ高し、深セン上場の中興通訊(ZTE:000063/SZ)が3.0%高と値を上げた。5G商用化に向けた動きが進ちょくしている??と伝えられている。このほか空運株、不動産株、非鉄株、軍需関連株なども買われた。

一方、外貨建てB株の相場はまちまち。上海B株指数が0.09ポイント(0.03%)高の289.35ポイント、深センB株指数が7.62ポイント(0.75%)安の1012.41ポイントで終了した。

【亜州IR】

《FA》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.