明日の株式相場見通し=7日続伸の反動で利益確定売り、上値の重さ際立つ

市況
2018年8月29日 17時22分

あす(30日)の東京株式市場は、きょうまでの7日続伸で日経平均株価が約650円幅の上昇と、短期間で急上昇をみせていることから、利益確定売りが優勢の推移となりそうだ。きょうも、前日に続いて後場に入ると上昇幅を縮小する展開となり、2万3000円ライン目前での上値の重さが際立っている。

市場関係者からは「前日の米株式市場で、ナスダック総合株価指数やS&P500種株価指数が連日で過去最高値を更新したことや、外国為替市場で1ドル=111円台前半へと円安・ドル高が進行したのを好感し、前場の日経平均は2万3000円に肉薄する場面があったものの、きょうも上値の重さが意識されて後場は利益確定売りが上値を抑えた。ただ、米国を巡るさまざまな貿易摩擦問題を嫌気して、ここ半年程度調整を強いられてきた海運非鉄金属といったセクターの銘柄に反発の兆しが出はじめており、この動きが全体相場の新たな上昇につながる可能性もある」との見方が出ていた。

29日の東京株式市場は、前日の米株高や為替が円安で推移したことなどを手掛かり材料にリスクを取る動きが継続した。日経平均は昨年10月に記録して以来の7日続伸。日経平均株価終値は、前日比34円75銭高の2万2848円22銭と7日続伸した。

日程面では、7月の商業販売統計、7月の建設機械出荷額に注目。海外では、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)閣僚会合(31日まで)、米7月の個人所得・個人支出が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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