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2018年9月2日 19時30分
特集

利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第1弾 30社選出 <成長株特集>

本特集では、7月下旬から8月中旬までの決算集中期間に随時配信した「利益成長“青天井"銘柄リスト」を、“全期間”を対象に再構成した総集編をお届けします。今回は総集編 第1弾として、時価総額1000億円以上の東証1部上場銘柄を対象に、18年4-6月期に四半期ベースの過去最高益を更新し、かつ通期計画も最高益を見込む、いわゆる利益が“青天井”状況になっている銘柄をリストアップした。

下表では、本決算月にかかわらず、直近3ヵ月実績の4-6月期に経常利益が全四半期ベースで過去最高益を5%以上、上回って更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している30社を選び出し、4-6月期経常利益の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。

上振れ率トップとなったのはプレサンスコーポレーション <3254> 。同社は安定した財務基盤を背景に積極的に用地を仕入れ、2017年の全国マンション供給ランキングで住友不動産に次ぐ2位に輝いた企業。18年4-6月期(第1四半期)はファミリーマンションの販売が前年同期比961戸増、投資用ワンルームマンションが同410戸増と絶好調で、経常利益は191億円と過去最高益を87.5%も上回って着地。19年3月期の同利益は前期比19.2%増の236億円と8期連続で過去最高益を更新する見通しだ。

2位のペプチドリーム <4587> は特殊環状ペプチドを創製する創薬共同研究開発の拡大契約を結んだ米ジェネンテック社から契約一時金を受領したうえ、技術ライセンス収入も増加し、4-6月期(第4四半期)は売上高、経常利益ともに過去最高を更新した。続く3位の昭和電工 <4004> と4位の東海カーボン <5301> は電炉向け黒鉛電極の市況上昇による値上げ効果などが収益を押し上げた。昭和電工は3四半期連続、東海カは2四半期連続の最高益更新となった。業績好調を踏まえ、両社とも通期業績予想を再度上方修正している。

5位のエン・ジャパン <4849> は企業の採用ニーズが高水準で推移する中、主力の転職求人サイトで広告掲載収入が増加したうえ、人材紹介サービスの成功報酬も伸び、4-6月期(第1四半期)の経常利益は過去最高益を29%も上回る35.5億円に膨らんだ。6位の博報堂DYホールディングス <2433> は子会社ユナイテッド <2497> [東証M]が6月に新規上場したメルカリ <4385> [東証M]の株式を売却したことによる売却益の発生が業績高変化の要因となった。決算発表前日には子会社のD.A.コンソーシアムホールディングス <6534> [東証2]をTOB(株式公開買い付け)で完全子会社化すると発表。インターネット広告分野の成長なども期待され、株価は連日で上場来高値を更新中だ。

7位のファンケル <4921> は旺盛なインバウンド需要を追い風に、主力のファンケル化粧品やサプリメントを中心とする栄養補助食品の販売が大きく伸び、4-6月期(第1四半期)は経常利益ベースの過去最高益を34四半期ぶりに塗り替えた。同社のほか、化粧品大手のコーセー <4922> 、ポーラ・オルビスホールディングス <4927> 、ドラッグストア向け卸売のPALTAC <8283> もインバウンド需要の恩恵を受ける。また、8位に入った山九 <9065> は収益源の機工事業でプラントの大型定期修理工事が増加したうえ、橋梁据え付け工事の獲得なども寄与し、4-6月期(第1四半期)の経常利益は四半期ベースで初めて100億円を突破した。

続いて、利益成長“青天井”に加え、株価も上場来高値圏で推移している企業を見ていきたい。14位のダイキン工業 <6367> は国内外で主力の空調機器が増加したほか、活況な半導体や自動車市場を追い風にフッ素樹脂・ゴムの販売が好調だった。第2四半期(7-9月)以降は世界的な猛暑によるエアコン販売のプラス効果が期待される。また、16位のMonotaRO <3064> はネット広告の強化やテレビCMなどが奏功し、工場・工事用間接資材の通販サイト「モノタロウ」の利用者が拡大した。決算とあわせて、9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことも評価され、株価は連日最高値を更新している。

23位のオービック <4684> は大企業向けに統合業務ソフト「OBIC7シリーズ」の導入が拡大したうえ、システムの運用支援やクラウドサービスも増勢だった。株価は上場来高値をつけたあと調整を経て買い戻され、1万円大台乗せが定着しつつある。最後に、25位のオープンドア <3926> は主力の旅行比較サイト「トラベルコ」がテレビCMの継続による認知度向上で利用者が増加し、成功報酬型の手数料収入が伸びた。好決算を受けて、株価は決算発表前から約1.5倍に跳ね上がっている。

┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想

コード 銘柄名     上振れ率 4-6月期 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高  PER

<3254> プレサンス    87.5  19158  10220   19.2  23661  19858  6.5

<4587> ペプドリ     81.9  4346   2389   14.1   3600   3154  204

<4004> 昭電工      37.3  45014  32777    161  167000  63962  6.8

<5301> 東海カ      34.7  17194  12761    256  74500  20908  5.7

<4849> エンジャパン   29.0  3551   2753   10.1  10720   9736 32.4

<2433> 博報堂DY    24.5  21517  17285   23.4  67100  54364 16.8

<4921> ファンケル    24.2  4543   3658    3.8  12300  11849 43.3

<9065> 山九       23.8  10612   8570    3.5  32200  31125 17.0

<9706> 日本空港ビル   22.5  6114   4990    8.4  18100  16696 12.9

<6481> THK      21.3  14812  12207   34.2  46900  34955 11.0

<6055> Jマテリアル   19.1  2143   1799    7.7   6400   5941 38.5

<4922> コーセー     19.0  18697  15712   18.3  57400  48508 30.5

<2181> パーソルHD   18.4  11219   9475    18  41500  35108 26.6

<6367> ダイキン     14.0  85466  74981    5.1  268000  255019 23.0

<8830> 住友不      12.6  70578  62685    4.4  195000  186870 14.0

<3064> モノタロウ    11.7  3616   3238   19.7  14191  11858 78.0

<4927> ポーラHD    10.6  13263  11989    5.7  41500  39250 31.0

<6197> ソラスト     10.5  1283   1161   12.6   4687   4164 40.7

<4063> 信越化      10.4  99431  90070    8.7  370000  340308 16.5

<5393> ニチアス      9.8  6706   6106    3.2  22500  21804 12.5

<8425> 興銀リース     9.0  6498   5962   7.2   21400  19964  8.5

<8439> 東京センチュ    8.7  22791  20960   5.0   83000  79031 12.6

<4684> オービック     8.2  10112   9348   7.7   38300  35570 33.9

<4694> BML       7.7  3315   3077   2.4   10050   9811 21.6

<3926> オープンドア    7.3   457   426   24.7   1450   1163  119

<8586> 日立キャピ     7.0  13543  12660   7.1   50000  46667 10.1

<9007> 小田急       6.8  17217  16117   1.7   48700  47891 27.9

<8283> PALTAC    6.6  7609   7140   7.9   27500  25498 20.7

<6273> SMC       5.9  61629  58170   4.1  205000  196846 17.4

<3861> 王子HD      5.8  27882  26360   11.8   90000  80524 15.1

※ 2017年1月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した2003年4-6月期以降の業績に基づいたものです。

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