明日の株式相場見通し=先高期待感から強含みの推移、円安・ドル高基調追い風
あす(12日)の東京株式市場は、きょう日経平均株価が大幅続伸したことで、市場参加者のあいだに先高期待感が高まることが予想され、全体相場は強含みの推移となりそうだ。また、外国為替市場で円安・ドル高基調が継続していることも追い風として作用しそうだ。
市場関係者からは「前日の米株式市場で、半導体関連株が上昇したことを好感して、東京株式市場でも東京エレクトロン<8035>、京セラ<6971>などの半導体関連銘柄が買われた。さらに、海外ヘッジファンドなどから、株価指数先物主導の買いが入り全体相場を押し上げた。寄与度の高いファーストリテイリング<9983>、ソフトバンクグループ<9984>の2銘柄で、日経平均は約74円分上昇した。テクニカル面では、きょうの大幅続伸で、日経平均の25日・75日の両移動平均線を一気に上回り、先高期待感が高まってきた」とも見方が出ていた。
11日の東京株式市場は、外国為替市場での円安・ドル高進行などを背景に、株価指数先物市場への買い戻しが加速し、日経平均は高く始まった後も次第高の展開で300円近い上昇をみせた。日経平均株価終値は、前日比291円60銭高の2万2664円69銭と大幅続伸した。
日程面では、7~9月期の法人企業景気予測調査に注目。海外では、米8月の卸売物価指数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、石油輸出国機構月報、米アップルの新製品発表会が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)